船場近代建築スタンプラリー

朝もはよから市内に出向き、胃カメラを飲んだ。
それにしても予約したのが嘘のよう。ドンだけ待たすんだ。
終わると暫くは飲食は出来ない。病院から離れ二駅分歩く。
その間、船場近代建築スタンプラリーがあることを思い出す。
老舗の店や小さな祠を眺めながら、肥後橋から北浜までの間、
道修町の薬品関係の通り、風邪薬の宣伝を思い出す。
去年のあの神農祭を思い出しながら歩く。

　　

　　

伏見ビルでは画廊もずで絵画展を見て、
青みの勝った水彩画でベネチアの景色を楽しんだ。

　　

隣の青山ビルではいつものように貸し画廊を覗く。
かわいい陶器の町が、クリスマス照明。
ああ、小人になってこの町をそぞろ歩きたい気分。

　　　　　　

　　

ふとこの小さな情緒溢れる陶器の街並みを見ていると、
昔見た『ラブ・アクチュアリー』という映画を思い出した。
どうしてかしらん？
赤と緑の色の組み合わせの関係かな？

　　　　

　　

昼食は伏見ビルのフランス料理で少々お高いランチ。
期待したほどでは無かったのが心残り。
目には美しいが胃袋には満たない。
まあ、胃カメラ後なのでそれぐらいが丁度よかったのかもしれないが。

　　

　　

芝川ビルを捜して歩く途中、あちらこちらのクリスマスの飾りつけ。
ミサの誘いを貼り紙した浪速教会、よくよく見ればビルの絵を描いた看板。

　　　　

　　

取って返して芝川ビル。
ここは以前、美味しいベトナム料理を食べた場所。
クリスマスツリーを飾って、地下へ降りる入り口を飾っている。
そして生駒ビル。ここの１階には美味しいイタリアンバーがある。
夕暮れのサービスタイムばかりか、いつも賑わっていて・・・。

　　

　　

後二つ、スタンプラリーを残して一旦、歯科大へ。
歯内治療は終盤とはいえ、いま少し蓋をするまではと先生は慎重。
何しろ、先の分かれた根っこの全てをきちんと塞ぐのは無理らしい。
穴が開いていたとあっては、薬剤の充填の完璧を期するを得ず。
ただただ、これ以上の感染が無い状態を祈るのみ。

　　　　

　　

難波（なにわ）橋のライオンを眺めて、北浜レトロビルヂングへ。
まだ入ったことの無い喫茶店が１階のよう。
いつか来てお茶を楽しむとしよう。
散り残った黄色い公孫樹の侘しさを感じさせぬ街角。

　　

既に夕闇迫る頃、ここは新井ビルの前。
美味しいケーキ、洋菓子、喫茶のあるgokanの入っているビル。
クリスマスの飾りつけも美しく、店内のツリーを外から眺めて
一服したくなるも、我慢我慢。

　　　

　　

船場近代建築のスタンプラリー＆ライトアップ2010。
胃カメラと歯科通いの隙間を縫って、肥後橋淀屋橋から北浜へ。
リハビリの如く歩いた気がする、明日は１度目の忘年会。

日本近代建築大全<西日本篇>

失われた近代建築 I 都市施設編