Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

持ち寄りクリスマス会にて 

大急ぎでプレゼント発送、仕事がひと段落つき、
後回しになっていた大学時代の友人たちへのプレゼント、
赤ちゃん子育て中の年下への友人へのプレゼント、
やっと発送にこぎつけた。
品物は普段から出かけるたびに目に付いたものを少しずつ買い求め、
用意して荷造りして、手紙まで添えているのに、
今週から全く車が使えなくなり、出張続き。
なかなか郵便局に荷物を抱えて・・・。
え? コンビニから送れって?
色んな切手を貼って送りたいんですよ。
それに、この不況のせいか、近所のコンビニは潰れてしまった。


さて、今日は娘を連れて、子連れで勉強仲間の所に出向いた。
恒例の持ち寄りパーティだが参加するのは久しぶり。
以前は手作りの料理を持っていったものだが、今はそんな余裕も無く、
田舎の林檎農家から送られてきた新鮮なものを持っていくことにした。
無理をお願いして、子連れで寄せて貰った。
ドキドキしているのはかーちゃんの方。
まあ、もう、おしゃまな5年生。
お行儀のいい子だから大丈夫だとは思うけれど。
だって、とーちゃんと来たら仕事だといって、
ゴルフに行ってしまったんだもん・・・。


午後から別の勉強会には参加して、忘年会はパス。
娘と待ち合わせて、母と子はさすらいのキャラバンよろしく
大阪のど真ん中を突っ切って中の島。光のルネサンス楽しむ。
屋台の肉を頬張り、イルミネーションに目を輝かせる娘にほんの少し、
幼い頃の無邪気な面影を見出してほっとするかーちゃんだったが、
その2時間後には、がっくり来ることが・・・。


勉強を続けていくというのは難しい。
何かの場所に集まるという、その参加の意思を示すことも、
その場に居合わせるということも、自分の選択であるから、自己責任。
しかし、どんなメンバーが集まるのか全く知らない。
スタッフとして関わっているわけでもない。
司会をするわけでもない。
一時的なメンバーとして参加する、その中で、
じっと事の成り行きをオブザーバーとして見つめている
観察眼鋭き指導者の視線を感じつつ、
娘と共に席に付く。


参加すること。クリスマスというこの時期に、何を目的に、何を目指して。
どんなメンバーで、誰に対して、どんなメッセージを?
まずは、みんなに向かって自己紹介。娘は四苦八苦。
話した中で、相手の第一印象からプラスのストロークを見つけて書く。
これはただの集まりではない。
訓練と実践の場を兼ね備えている、持ち寄りパーティ。
集まったことに意味を見出す、共に時間を共有したことに意味を見つける、
ミッションに繋がるものを創り上げる、自分自身を高める為の時間。


・・・のはず。その意図や企画に気付くはずもなく、
強引に母に連れられて来た娘。
留守番で一人ぼっちにさせたくなかったからと思って、連れて来たのだけれど。
互いのいい所を見つけてプラスのメッセージを送る。これは結構難しい課題。
親子でこれを書く。普段どれほど自分が娘に依存しながらも、
娘の良い所をちゃんと伝えきれていないか、実感させられる痛い時間。
更に娘からのメッセージの短さに、かーちゃんは料理と知識だけで、
外に何もほめられることはないのかな・・・。
思わず欲を出して、外に無いかなあと訊いてみれば・・・。

アナグマのもちよりパーティ (児童図書館・絵本の部屋)

アナグマのもちよりパーティ (児童図書館・絵本の部屋)

  • 作者: ハーウィンオラム,スーザンバーレイ,Hiawyn Oram,Susan Varley,小川仁央
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 1995/03/01
  • メディア: 大型本
  • 購入: 1人 クリック: 5回
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
おばけパーティ

おばけパーティ



「お母さんのいい所が見つけられるほど、
一緒にいる時間、最近一緒にいる時間は無いでしょ」と
にべも無く答えられた。ご名答、御明察。
炬燵猫だし、仕事と仮眠とでぼーっとしていて、
私が宿題の朗読していてもふにゃふにゃ聞いてるでしょ。
何にもいい所、無いじゃん」
御説ごもっとも。この1・2週間、特に今週は炬燵猫でした。
しかし、手厳しい。いや、本当のことです。


今日のもう一人の相方は、子供を育て上げて達観している。
「息子よりも娘の方が厳しいのよね」まあ、一人っ子だけれど、
娘の厳しさはこれから年々拍車をかけていくのだろうと思うと、
かーちゃんの心は萎える。クリスマスの聖夜、ノエルどころか、
けちょんけちょんにけなされて、落ち込みの余り「萎える夜」となった。


しかし、色んな人が一堂に会すると、ある意味面白い。
それは一つの危険な賭けのようだが、セーフティネットを張りながら、
観察者と参加者は一体とならなければならない。
もっともそれはそうできる者に与えられた役割ではあるのだが。
自己紹介も含めて、ここに来た理由や自分の思いなど言葉にすることが、
子供にとって難しいのではなくて、誰にとっても簡単ではないこと、
大人にとっても、子供の目から見て大人に見える人でも、
「上手に」「わかりやすく」「ていねいに」「生き生きと」
意見を述べたり話をすることは難しいのだと、うすうす気付いていたようだ。


書き言葉と話し言葉とは違う。
どんなに自分が一生懸命話をしたつもりでも、
それが相手に通じるかどうかは、わからない。
心がけていたとしても、相手の理解能力に応じたものであるかどうかは別問題。
人前で話すということ、発言するということ、意見を述べるということ、
メッセージを送るということ、それは簡単なことではないと、
娘が気付いてくれただけでも十分なのだが・・・。
予想していたこととはいえ、かーちゃんには痛い夜。


持ち寄りパーティで、しばし温まりたいと思ったのは誤算だった。
準備してくれたスタッフの苦労を思うと、更にありがたくも申し訳ない。
それでもこれが自分にとっては必要な時間だったことは確か。
どれだけ苦い痛い思いをしたとしても、娘と一緒に過ごす時間が。
皆さんは、どんな週末をお過ごしですか。
来週はいよいよクリスマス本番。

田原式つい本音を言わせてしまう技術

田原式つい本音を言わせてしまう技術

ダイアローグスマート 肝心なときに本音で話し合える対話の技術

ダイアローグスマート 肝心なときに本音で話し合える対話の技術