Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

12月の写真

メリークリスマス。
プレゼントをあげたい娘がいる。
でも、今は自分のために駆け足だった12月を振り返る。

  


出張に遅刻する。温かいスープを飲みながらランチ。
目の前のお酒は飲んでいけるはずも無い。
だから、食べながら眺めているだけ。
カウンター席は目で飲む席。

  


出張に出向く際に一服し、戻る時に一服する。
下町のパン屋の二階のカウンター席にはコンセント、
ノートPCとにらめっこして卒論に向かい合う学生がいる。
買い出しの客と街の明かりを眺めながら、気持ちを切り替える休憩。


思い出すのは大人びた表情をするようになった娘。
お母さんのいいところなんか分からないと正面から言う娘。
そんなこと言われる様な生活をしてきた自分が悪い?
それとも母親に反抗する力を付けて来たのは、
思春期に向けて、きちんと成長している証拠?


でも、その後再び喧騒の去った夜の街を、
月夜の下を娘と二人で手を繋いで歩いた。
私の横にはまだ手を繋いで歩いてくれる娘がいる。

  

  

  

イルミネーションは美しい。
でも、娘と共に過ごせる時間、
思春期バトルが始まる前の嵐の前の静けさにも似た、
この時間が愛おしい。

  


歯内治療に一区切り。
先生に安産のお守りを買った日。
あのフランス料理の店は開いておらず、近場で、
閑古鳥の鳴いているトルコランチの店にて一服。
傍若無人な子猫がおねだりに来る。


        


なかなか思うように繋がらないクリスマスの中で、瞬く思い出。
仕事の合間に振り返りたくなる一瞬。