MacBook Air 11インチ欲しい？

MacBook Air 11インチ欲しい！
と書いて当たれば貰えるらしいが、絵画や写真の鑑賞は得意でも
素材として扱うのは下手、ビジュアル系の操作が得手ではない私にとって、
万が一にも仮に当たっても猫に小判、
豚に真珠じゃなかろうかと思うのだが、そこはそれ、
この手の会社はいかにしてマック音痴がマックに染まるか、
中年から始めるリアルレポート企画なんぞ銘打って、
新しいマシンでブログを書いてみないかと言われたりするんじゃあるまいか、
その企画の先頭を切るのはいいなあ、などと妄想を募らせている。

新しいノートPCが必要なのは言うまでもない。
今の古いノートPC、このスペックではしたいことも出来ない。
が、あれこれ欲張ってしようと思わなければ何とかなる。
そんな具合に騙し騙しやって来た。
お菓子を見れば（見つければ）食べたくなるの論理、
新しい機械も目の前にあれば、そして性能が良ければ、
触ってみたくなるのではなかろうか。うん。
最近はデジカメで写真を撮るのも楽しくなってきたし。

この今のノートパソコンは8年ほど使っている。
なので、新しいパソコン、機種に憧れるのは憧れる。
新しいソフトが使ってみたい、知らない機能も覚えてみたい。
慣れ親しんだものばかりではなく、全く違うものに触れる。
その刺激が、今の私には必要ではなかろうか。

デジタル社会はなぜ生きにくいか (岩波新書)

デジタル時代の著作権 (ちくま新書)

大学院時代当時の情報センターのパソコンはマック、
学生用の交信室ではウィンドウズ、おまけにソフトはリナックス、
家にあるのは95より古い機種、全く統一されていない機種とソフトを
訳もわからず使わざるを得ない環境に放り込まれていた。
冬のボーナスをはたいて買ったノートPCは35万もしたのに、1ギガ。
肝心な時に入れたソフトの競合が悪かったのか、フリーズ。
打ち込み中でプリントアウトしていない文章が消えて･･･。
全く今から思うと笑い泣きしたくなるような、
超おんぼろなパソコン生活で乗り切ってきたが、本当に笑い話。

今の時代の最先端を生きるデジタルネイティブには、想像も出来ないだろう。
ある意味、車社会以前の馬車の時代の生活を想像しろと言われているような、
そんな感じで10年以上前を振り返ることになるから。
パソコンに触れて仕事をするようになって四半世紀以上、
なのに、ケータイは大嫌い。

ノートPCで毎日ブログを書いたりネットサーフィンしたり、
職場で資料作成等、文書管理に追われ、仕事馬鹿。
少々現実から逃れたい状況を忘れるように、バーチャル世界。
ふと気が付くと、実家の庭には四季が移ろい、
家の内外を手入れをしてくれていた両親は年老い･‥。

現実の景色は日々色あせ、職場の休憩時、帰宅して夜中早朝、
パソコンの中で見るデジタルな景色、
見知らぬ人々がその生活の中で、折に触れ
丁寧に或いは偶然撮りためた写真の一枚一枚に触れて、
驚いたり笑ったり、歌を詠んだりして癒された。

現実の景色を見るためにあちこち出かけることが出来ない時ほど、
小さな庭の四季で満足できない時ほど、
ポケットに入れたデジカメで食べ物･ショーウィンドウ・街並み、
なんでもないささやかな身の回りを写してみたくなった。
電子書籍を読もうとまでは思わないし、
画像処理に明け暮れようとも思わない。

ただ、今、仕事で映像を取り込み、
新しい企画をやってみようと思っている今、
古いヤマトの思い出にしがみつかず、
新しいヤマトの映画でもまあいいよ、
これもありだよと受け入れられたように、
違う機種のパソコンもいじってみてもいいんじゃないか、
そんな風にふと考えたりもした今日。
あちらこちらペットを連れて歩くように、パソコンがほしい。
ケータイを触らない人間なのに、新しいパソコンは欲しい、
そんな風に考えたりする自分がいることに、苦笑する。

MacBook Air 11インチ欲しい！　使ってみたい。
しかし、周囲に誰もマックを使っている人がいない。
何かあったらフォローしてくれる人がいない環境で、
マックを持つのは果たして大丈夫か？　危険じゃないか？
そんな風にとらぬ狸の皮算用をしている、ちょっとした時間が楽しい。

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