乾燥と保湿

毎日顔が乾燥して痛い。今年は特に乾燥を実感する。
バス停まで歩くと寒くて顔が痛い、バス停から勤務先までも痛い。
建物の中、寒い廊下と暖かい室内、その温度差が激しい。
その度に顔がパリパリするような気がする。
もとい、余りお化粧なぞしない面倒臭がりなのが良くない。
きちんと基礎化粧品で御肌の御手入れを欠かさずしていれば、
これほど悩まずに済むのかも知れない、大寒に向かうこの寒い時期。
皆様、いかが御手入れされていますか、大事な御肌。

別段目に見えるところに関わらず、踵はガサガサ、かろうじて指先は、
例年ほどささくれずに済んでいるのは幸いなのだが。
御肌の曲がり角を２回ほど曲がっているだけに、保湿を心掛けねばならない。
なのに、ちょっとした油断がその日一日のコンデション、
ひいては毎日の御肌の状態を左右する憂き目に合っている、今日この頃。
年齢に応じた御高いものを求めなくてはならないのか、
上塗りはともかく足りていないものの、栄養状態が悪いとは思えない。
コラーゲンだってコレステロールだって、たっぷりのはずだが（笑）

御風呂上りには多少化粧水やクリームを補う事はあったが、
サボることも多々ある。面倒臭くなってしまう以前に、
炬燵猫で気が付けば朝、ということも珍しくない。
でもって、大好きな朝風呂やシャワーで気分一新、
潤いを与えて、頑張って出勤と思っていたら･･･。

何と、入浴は御肌を乾燥させるらしい。ええええ？
ミストサウナとか言うじゃない？　御風呂の湯気は保湿にはならないの？
温かい湯船に沈み込んでほっこり、身も心も潤うはずじゃなかったの？
保湿とは、水分だけを重視していちゃ駄目なんだそう。
油分も補わないと。え？　栄養クリームじゃ駄目なの？
それ以前に入浴の仕方が問題？

冷静に考えてみれば、冷たい水で食器を洗うのはハードな季節。
でも甘えて温水器からお湯を出して洗うと、手は楽だが後からガサガサになる。
そう、お湯と洗剤で皮脂が洗い流されて、肌を傷める原因になる。
過剰にお湯を使うのも洗剤を使うのもタブー。あれれれれ？
手に悪いのならば、顔は？　体は？

ゆっくり湯舟に身を浸し、極楽極楽を感じているうちに、
肝腎要の元から備わっているはずの生体バリアー、
お肌の皮脂はお湯に溶けて流され、
綺麗に洗うつもりでとゴシゴシこすればますます溶け出し、
結局の所、お肌に大きな負担を掛けているとな？　まずい。
よく、洗顔に関しては、力を入れてこすったら駄目だと聞いていたが、
顔に悪いことは体にも悪い。体に悪いことは当然顔にも悪い。

女性は体を「乾燥」させてはいけない

美肌のプロワザ (日経BPムック)

よく入浴後に水分補給、スポーツクラブでもうるさく言われる。
家でもお茶ぐらい飲むけれど･･･。
本来お肌に水を飲ませることは出来ないから、自分が飲むわけで、
化粧水や乳液、クリームは然るべくして当然な補給。
何も若いから若くないから要らないというわけではなく、
暑すぎるお風呂厳禁、ゴシゴシ荒い厳禁、顔も体も髪も、
余計な負担を掛けないように心せねばならぬらしい。

というのは、当然修復機能が若い人より劣っているわけで、
年齢が誰もを感想肌体質に変えていく。
このトシで脂ぎってギトギト、なんてことは無いとのこと。
化粧を落としてすぐに補給、足りない物だらけを補給しなければならないらしい。
水分・油分、何れも同じようにバランスが取れていないと、
ただでさえ年齢的に萎んできているお肌はモタナイそうな。

通勤手段が変わったから、外に出ている時間が増えたから、
冬で寒いから、風が強いから、空気が乾燥しているから、
それでだけではなくて、普段の御手入れ、注意事項が守れていないから、
知らなかったから、お肌はどんどん老化乾燥傾向に傾いているというわけ。
せっかくの入浴タイムも、何も知らずにお湯につかっているだけじゃ、
「百害あって一利なし」になってしまう。あーあ。

保湿は大切、それ以前に潤っているつもりで実は乾燥を招くことのないよう、
お肌を労わって大切にねと、そういうことらしいが･･･。
何かをプラスしているつもりで実はマイナスだったということ、
世の中には良くある。良かれと思ってしたことが、実は･･･。
仇になってしまっていたりするのだから哀しい。
年齢だけが為せる業ではない、この冬の顔のツッパリ、カサカサ感。
単純に心や体の状態だけではなく、無知でいい加減な知識に基づいた、
結果的には無駄や逆効果になるモロモロ。

サラサラヘアとしっとりお肌を春に向けて取り戻すべく、
より乾燥がきつくなり日焼けも激しくなると言う春先に向けて、
「冬来たれば春遠からじ」いずこも同じ、乾燥注意報の週末。
世間様でも自分の周りでも。
体も心も、乾燥注意報。身も心も、御手入れ、要注意。
ささくれぬように、ささくれ立つことないように。

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