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抗生物質の副作用

さて、今週は楽しかったナカノシマ大学の楽器工房巡りの記事で
何とか1週間を締めくくりたかったのだが、
記事が色々書けなかったのには訳がある。
先週の歯茎から顎、喉まで腫れたあの出来事の余波が。
歯科医で貰った抗生物質は劇的に効いた。
しかし、残念なことに、急激に腫れあがっただけのことはあって、
顎の下にはまだ「しこり」のような物が残っていて、
腫れ、炎症の元、原発部? うっすらと痛みが残る今週。


痛みが疼く気分に動揺して、本来なら勝手に飲んではいけない。
日曜・月曜と手持ちのクラビットを服薬。
以前憩室炎に似た症状と風邪になった時、貰った薬の残り。
風邪様の抗生物質にしては強めだった筈。
本来ならば余分目に貰うのは駄目。これは、旅先で貰ったのと、
帰阪後に貰ったものがだぶったため余っていた残り。
お医者様が見たら怒るだろうなと思いつつ、服薬。


注意しなければならないのは、飲み合わせ。
クラビットロキソニンとの相性が悪い。
痛み止めとしては有効なロキソニンに頼って来たこの1週間。
いい加減にやめないと、この抗炎症剤は私の胃や腸に潰瘍を作る。
お腹の調子が悪くなりがちな抗生物質の影響を、
ビオフェルミンでカバーしつつ、3日間様子見。
そして懸念通り、皮膚科へ通うことになった今週。


痛みと腫れが再然するかと不安だったが、
幸い思いのほか早くに消えた。腫れもしこりも小さくなった。
しかしその代わりに覚悟していた副作用が、当然のように出てきた。
以前も風邪薬に服薬した抗菌剤が強くて、常在菌を一掃。
そのお陰で他の部分に影響が出てくるのは分かっていた。
自分がどんな症状が出易いかも。
教科書どおりに副作用が出てくるのはありがたいような、
ありがたくないような、正直な反応にげっそり来る。


お腹に来て、皮膚や粘膜に出る。そして、空咳、胸の痛み。
しばらくして、症状が治まってくると眩暈やだるさ。
激しい痛みや腫れが取れる代わりに、今度はこれらと睨み合い。
とりあえず今週は皮膚科。
初めて使う軟膏は半分ステロイド剤が混じっている。
使用は1週間と限定された。
アンフラベートとアスタット軟膏を混ぜ合わせたもの。

抗菌薬について内心疑問に思っていることQ&A

抗菌薬について内心疑問に思っていることQ&A


セフェム系は使えない。
20年前、風邪も火傷も切り傷を縫った後も、何もかもフロモックス。
そのせいなのか何なのか、分からない。
でも、無関係ではないだろう。
当時、内科も外科も耳鼻科もフロモックス。
全く何処へ行ってもフロモックス。
耐性菌ができないほうがおかしいし、
拒否反応が起きてもおかしくない。


お陰で情注でさえもマキシピームもセファメジンも使えない。
薬疹が一度ならず何度も出た後では、絶対に。
ならば、当然、今、飲み薬にフロモックスは使えない。
ロキサニンだって今は何処でも買えるけれど、
解熱・痛み止めは薬に頼ったら、抑えられなくなる。
頼りにするべき医師の元に行くためには仕事を休むしかない。
休めない時期に。


仕事の後、医者に寄ろうにも正規の通勤経路では通院もできない。
内科も皮膚科も耳鼻科も何処にも寄ることができない。
沿線を走らない、陸の孤島のような内陸部を走るバス路線、
そこにしがみつくような形の通勤では、自分の体力気力を安定、
充実させることができないのが現状。
それどころか、生活のための買い物も。
職場の忙しさは先週今週と継続して続いている。


記事をアップすることよりも、体力を維持させること、
仕事・通院・服薬・家事、全てをどうにか回すことに腐心。
やっとのことで辿り付いた週末に、今現在悩まされている副作用に、
これから予想される副作用に、あれこれと思い悩みながら、
一昨日、昨日、今日、明日、明後日、明々後日・・・。
祈るような気持ちで、普通の生活に戻る日を、痛み、それ以外の
症状が沈静化するのを待つしかない。


明日、土曜日の予定。不幸なことに休日出勤日。
されど、幸いなことに雨の予報。
待ち望んでいた行事は延期の可能性大。
休めない役職の中で、仕事は自分の体力次第。
日常を食い荒らして、仕事は自分を痛めつけて、
それでも生活を支える糧を得るために、本末転倒?
やっとのことで週末と思いきや、休日出勤。
その心積もりを、飲み薬や塗り薬がどれだけ効くか、
副作用がどの程度で収まるかに掛かっているこれから。


痛みが引いた後の影響、災難を、副作用を、
どうやってなだめようかと腐心の今週。
その最終日、休日出勤が控えている。
まこと、仕事とは因果なもの。休めない、
代わりがいない、矢面に立つ、それは本当に難儀。


だから、仕事があることが幸せ。働けることが幸せ。
収入があることが幸せと呪文を掛けて、副作用と睨み合う。
そんな、痛みと腫れの後にやってくるものとの、騙し合い。
宥め合い、誤魔化し合い、持ちつ持たれつの背景に、
自分の体力気力だけが頼りの、正直心細さ。
生まれ月は要注意。母から聞かされてきた言葉。
健康に関して、油断ならぬ四月。
帯状疱疹も憩室炎も、いつも四月。


だから、昔から新年度のストレスは半端じゃない。
疲労の度合いは半端じゃない。
なのに、休日出勤も休日授業参観も控えている四月。
エイプリルフールで笑い飛ばすことなどできない四月。
今週は来週に滞りなく続いていくか、それだけが心配。
痛みを克服したというのに、少々弱気になりかけた今週。
あれもこれも盛り沢山の新年度当初の予定が恨めしい。
その気持ちを押し隠すために、楽しいことを考える。
1週間前の出来事を思い出しながら。

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