咀嚼力で痩せる?
いつもしっかり噛みたいと思っていた。
でも、なかなか思うように噛めない。
なぜなら、この何年かである歯は完全に形を変えられ、
2カ所もブリッジとなり、日本の歯を抜かれ、詰め直した箇所は数カ所、
根管治療を行った歯も数本。そう、今の職場に来てからの数年間、
私の歯は過労と心労と比例するように悪くなり、減っていった。
そして、体重も増え、免疫値は下がり、入院もし。
気持ちよく食べられる時が減ってしまった。
それは実感している。
今年はとうとう歯のお手入れのせいなのか、
忙しさの余り生活環境の悪さからか、
やたらと歯を噛みしめてしまったり、顎から喉まで腫れたり、
当然噛むことなど出来なってしまい。
本日の「ためしてガッテン」のように、痩せたければ、
一口の咀嚼回数30回、野菜から食べること。
(かつては20回と言われていたのに)
どう見ても、守れそうにない。殆ど私は丸呑み状態。
歯が悪くなるにつれて堅いものが噛めない。
だから勢い柔らかく調理してしまう。
本来バリボリ音がするくらいで食べたい、
梅干しの種も歯で割って、観音様まで食べてしまいたい。
リンゴはもちろん丸かじり・・・。
そんな元気で豪勢な食べ方が出来なくなってから、
短時間に丸呑み状態で仕事をこなす、
そんな日々に流されてきてみれば・・・。
心の中のわだかまり、納得できない仕事、憤懣やるかたなく、
しなければならないことが仕事、決してしたいことばかりが仕事ではないと、
言い聞かせつつも、腹が立つ、苛立つ、情けなくなる、うっとうしいと、
あれこれ愚痴や不満を自分で飲み下すことがなかなか出来ずに、
ストレスはみんな更年期の体を直撃。
きづけば、やたらと上がってきた血圧、コレステロール、中性脂肪、
おまけに肝臓の値まで・・・。
歯が失われて行くにつれて、自分の体調が今一つなのは、
年齢のせいばかりではない、歯に原因があるのでは?
そんなふうに感じていたけれど、今日の番組でも実感。
心の中に今の状況を噛み砕いて理解できない、納得しきれない、
あきらめの付かない、飲み下すことが出来ない諸々の物があるように、
胃腸もまたその結果を受けて、under the weather ですか。
歯茎は傷尽くと再生しない。
弱った口腔内の環境を、如何にして正常に健康に保つか。
というか、以前もあちこち傷ついてばい菌が入ったのか、
ずっと体力勝負のふらふらの時期があったっけ。
今もそれに似ている。
・・・牙のないドラキュラのように、栄養が摂れていない。
自分の中に蓄積されていかない。
無用の物ばかりが腸壁にへばりついて、栄養吸収を阻害している気がする。
きちんとかみ砕けていない物ばかりが胃の腑に落ちて、
あちこちの粘膜を傷つけているような、そんな錯覚さえしてしまう。
主治医兼掛かり付け医から貰った内服薬が切れるというのに、
通えない、残業が終わらない。そんな毎日がこれからまだ続く。
要領の悪さか、思い切りの悪さか。段取りが付かない?
いやいや、処理能力が根本的に落ちてきている。
何事もかみ砕いて処理できれば、取り込めれば。
無駄をそぎ落として余裕が出来て、疲れも減少、
疲労回復の手がかりがつかめるだろうに。
口は、歯は見ることの出来る唯一の内臓。
かつてそう教えられたっけ。保育得時代の歯の健康講座。
その、唯一見える所、内臓が、ガタが来ている、
それは今に始まったことではなく、静かに暗く進行中で。
今日も、TV番組にがっくり来る。
悪いことばかり的中してしまうのもどうかと、情けなくなる。
咀嚼して、悪い物をしっかり出せれば。
身も心もダイエットできるはずなのに。
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