夏至、げっそり

夏至だが雲っているので、「日長」の恩恵があまりわからない。
からりと晴れた日をこの梅雨の時期に望むのが間違いなのかもしれないが。
朝のニュースで東北地方の入梅を知った。今頃？
関西では５月の末から一ヶ月近くも梅雨で、いい加減あけて欲しい。
一昨日の夜中、雷交じりの大雨だったので、あけてもいいんじゃないか。
ムシムシする昨日今日、汗でじっとりする服の気持ち悪さを感じながら、
今年はクーラーを控えめにって、現実問題できるのか？　心配になってくる。

朝。シャワーを浴びないと気持ちが悪いほど暑い朝。
（温水器設置なので、ガスを使わずエコなお湯シャワー）
野道の花を摘んで職場に向かう。昼、食堂の弁当を頼む気が起こらない。
最近お弁当を作る元気もない。冷たいものばかりが欲しい。
全くもって今からこんなことで夏を乗り切れるのか、はなはだ不安。
昼、冷房のある場所で２時間。後は、冷たいお茶とコンビニコロッケ。

夏至。夏に至るとはよく言ったもので、昼間の長さだけと思ったら、
温暖化の地球のこの暑さよ。
日照時間からいえばこれから２か月はガンガンに暑い。
地面を温めている太陽の光。地熱が溜まって、太陽の光を受けて、
温室効果に相乗効果。この先が思いやられる夏の蒸し暑さ。
東京は節電対策が実って何とか切り抜けたらしいが、猛暑日。
大阪も、ムシムシ。

帰宅して、初めてクーラーを入れた。帰宅前頭痛がし始めて、
これは駄目だとTVのある部屋を冷やす。しばらくそこでぐったり。
眠気も暑さで飛んでしまって、口の中がもそもそと妙に気持ちが悪い。
昨日の歯科医で歯のお手入れをして貰ったにも拘らず、
口の中が妙に生臭い気がするのはなぜ。
折しも「試してガッテン」では、歯周病菌の体に及ぼす悪影響、
感染症特集。やれやれ全くもう、糖尿病家系の私にとって、嫌な話題。

録画しておいた『イ・サン』『西の魔女が死んだ』を観る。
味方もなく、孤独に戦う世孫。
いじめに悩み登校拒否の少女。それを見守る銀髪の祖母。
いにしえの韓国も現代の中学生も、それぞれの立場で苦しんでいる。
物語の中でも現実でも、誰もが戦っているといのに、
私は梅雨時の湿気に溶けていきそうなナメクジレベル。

いかんいかんいかん。そう思いつつ、娘の入れてくれたミルクココアで一服。
持ち帰り仕事をする元気もなく、眠れぬ夜を過ごす。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

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