そのままでいいよ
ふと目を上げれば、壁には色んなものが掛かっている。
私の机の前にはカレンダー。温度計。
どこで買ってきたのか記憶も定かでない遙か昔、
旅先のお土産の小さな鈴。「宝来鈴」と記されたその裏には、
「百事如意」「家内安全」と書かれている。
誰かから貰った、大学受験の時の太宰府天満宮の学業御守、
高校受験の時に貰った竹駒稲荷の御守、
これまたいつ買い求めたのか忘れてしまった薬師寺の御守、
そして石手寺の鬼子母神の子授け守、色んなお守りが壁にある。
トルコで買ってきた青いガラスに一つ目模様の邪眼除けも、
WELCOMEと書かれたクマがミシンを踏んでいる木札、
手彫りのペンダント、そして、娘が幼い頃の写真と家人。
どこかで貰って来た紙一枚が貼ってある。
書かれているのは「そのままでいいよ 充分倖せだよ」
そう思って生きていくことが難しかったり、
なかなか実感できなかったりするから、
こういう言葉が気になるのか。
そのままでいいとはどうくことなのか。
考えると眠れない。
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