Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

万博公園イルミナイト

折しも満月、夕闇が忍び寄る頃、こそこそと動き出す。
いいえ、夜がそこまで来ているからこそ楽しい、花火の夕べ。
宵闇の中にイルミネーションを楽しむ企画、久しぶりに万博公園
暑い日中、せっせと各国の記念を求めて走り回った夏が懐かしい。
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20090815
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20090816 


    
  


なかなか万博公園に来る機会がなかったが、夕涼みがてら花火をしに。
ここお祭り広場があった所では、手持ち花火に限り許されている。
バケツ持参で、しばしfireworksとイルミネーションを楽しむ。
それにしても、花火するならするで前もって言ってくれれば、
もっと用意できたのに。家人が用意してきたものは、粗悪品。
すぐに終わってしまう火薬の量が少ないもの。
他所様の花火の火持ちの良さが気になって仕方がない。


    
  


小さな子ども達が上げる歓声、風に流される煙、火薬の匂い。
若い家族グループが大勢の子どもを引き連れ、いきなり乗り込んでくる至近距離。
周囲との距離も取らずに陣取り、勝手に子どもを走り回らせている、
火遊びの怖さも知らずに・・・。
我が家の娘はマナーがなっていないと憤慨しつつ、黙々と手持ち花火。


    
  


せっかくのイルミナイト。発光ダイオードの光の中を散策。
林の中を合奏しながら練り歩く人の姿。いや、ちんどん屋ではない。
光の迷路のようなものがあって入ってみると、まあ、なんてかわいい。
ちょっと童心に戻って、クリスマス気分を先取りしたような感じで見て回る。


    
  


昼間見たら何の変哲もないだろうこの設備。夜はお伽の国の様相を呈している。
子どもも大人も無邪気に光の動物園で記念写真。
あれ? 動物ばかりではなく、『ねないこ だれだ』ではないけれど、お化け。
昼間とは全く違う顔を見せる公園の姿に、何だかわくわくしてしまう。


    
  


(後から素敵な動画サイトを見つけたのでこちらもご覧下さい。 


ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)

おばけなんてないさ (せなけいこのえ・ほ・ん)

おばけなんてないさ (せなけいこのえ・ほ・ん)


この所、ちょっと斜に構えるようになってきて、
あからさまに親を非難しないまでも、なかなか一緒に遊ぶ機会も減り、
会話も難しくなってきた娘ではあるものの、本日素直に花火と迷路を、
(迷路と言えるほどの規模でも何でもなく、発光ダイオード牧場)
光の演出を楽しんでくれている。かーちゃん、ちょっと嬉しい。


    
  


散策は楽しいが、小腹を満たす屋台を物色するのも楽しい。
家族がお気に入りなのは、ドネルケバブ
あの、何とも言えない香ばしい肉と野菜とピタパン。
かぶりつきながら、辺りを眺めつつ、しばし休憩。


  


子どもが遊べる広場には、ちょっとしたお化け屋敷。
かーちゃん一人でチャレンジしてみたものの、それほど怖くなくてがっくり。
やっぱりこういうものは、若い娘さんが彼氏と二人で入らないと、
脅してくれないものなのかも。
さて、もう帰ろうという家人を引っ張って、太陽の塔の正面まで来ると、
巨大ミラーボールと照明が、森や林全体を舞台に変えていた。
今時の妖精は、こういうものがお気に召すかな?


    
  


普段とは打って変わった、不思議な顔を見せる太陽の塔
この秋は、往事を忍ばせる形で展示が行われると聞いて、楽しみ。
森に反射する涼やかな光と、少し不気味に見える太陽の塔が、
お休みを告げる中、帰宅の途に。


    
  


童心に帰り、ちょっと度肝を抜かれ、夜風も花火も閉園時間に追われ、
先ほど前の人の多さはどこへ消えたか。あれほどいた他の家族の姿も。
もうあと30分時間が欲しかったな、万博公園イルミナイト。
いやいやもう少し早くから来て、鉄鋼館の中をじっくり見たかったな。
全ては終わって、今日はもう、お休みなさい。

花火―九つの冒涜的な物語

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花火のふしぎ (サイエンス・アイ新書)

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