Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ラーメン記念館と待兼山博物館 その2

(写真は大きくなります)

正式な名称はインスタントラーメン発明記念館
ブログのお仲間で先輩のbanbanさんの記事で知った。
とても詳しいレポートで、今回まるで2回目の訪問のような気がしたくらい。
私たちは予約してなかったので2階の麺を作る所からは無理だったが、
その後の予定もあったので、欲張りな企画でこの一日を池田・石橋界隈で過ごした。
阪急宝塚線では一駅違いのため、お昼を挟んで午前午後と動くことが出来たのだ。


    
  


戦後世代の私はインスタントラーメンというと、チキンラーメンとすり込まれた世代。
今時のカップヌードル世代ではないが、仕事の合間にお世話になっていることは確か。
何しろお湯を注いで3分間待つのだぞは、忙しい時には有り難い。
けれども時間があれば即席麺に好みの具を付けて作る。栄養補給は必要だから。
しかし、このチキンラーメンだけは余計な具は必要ない。これだけで充分美味しい。


    
  


カップヌードル以降、本当に色んなラーメンが出てきて、
一時期新しいラーメンが出る度に試していた時期もあったが、
如何せん、体がいうことを訊かない。
インスタントのラーメンを食べたいと余り思わなくなってきた。
年かな? 食欲が落ちてきたのな? それとも味覚の問題?
とにかく、レトルトの侘びしさが鼻につく年代になってきたことは確か。
残業や昼休み返上で仕事をするイメージがつきまとう、カップ麺。


    
  


それはともかくとして、どんな風に製品が出来ているのか知りたかったし、
あの空気のバッグに入れられた、自分だけのオリジナルカップヌードルを持って歩く、
あの池田駅界隈の独特のファッションは、それなりにかっこいい。
この夏休み最後の思い出作りに励んだ次第。
百福さんの福にあやかれますように。その発想の転換
カップに麺を入れるではなく、麺にカップを被せる、
そんな豊かなアイディアの元に邁進できる、夢を広げていける、
そういう生き方に憧れて、この記念館へやって来たのだから。


    
  


子ども連ればかりではなく、老若男女訪れる記念館。もちろん団体さんも。
自分だけのラーメンを作れる! お持ち帰りできて食べられる!
なかなか魅力的な企画。今度時間のある時は麺作りから是非挑戦したいもの。
それにしても、昼ご飯に食べた新製品は面倒過ぎて味が濃すぎて・・・。
最近インスタントものの味の強さには、付いていけないのが実情。


    
  


世界各国に広がるインスタントラーメン、それぞれ味付けの異なるラーメン、
そして百福さんの苦労と発明、創意工夫の歴史がクイズや映像を交えて、
分かり易く説明されていて、娘も食い入るように見て読んで楽しんでいた。
そして最後は味わって・・・。
2階の最初から制作コーナーは見学だけもOKなので、少し覗かせて貰った。


    
  



雨が降る、雷雨が来るなどという天気予報が信じられないくらいの真夏の日差し。
池田の駅へ戻る私たちの足取りは軽い。小林逸翁記念館への上り坂のきつい道と異なり、
こちらは同じ駅の反対側にあるので、平坦な街中。
しかし、たった一駅お隣の石橋駅に着いた途端、ぱらぱらと小雨が。
急いで待兼山のワニを見るため、大阪大学総合学術博物館へ向かう。
一歩中に入ると、受付にはワニぬいぐるみとワニデザインの豊中マンホールの蓋が。
池田のものと比較できるよう並べてみた。


    
  


ここで3時からマリンバのミニ演奏会があると新聞で知り、せっかくならと
博物館+コンサート企画でやって来た欲張りな私たち。
展示そのものは興味津々の生物学の部門はともかく、
コンピューター開発の歴史は少々難しい。
ただ、実際にどのように作動するのか映像があり分かり易く、
「展示」しっぱなしではなく、配慮が行き届いている。


    
  


そして、最近どこの大学(美術館・博物館)でも、オリジナルグッズに力を入れていて、
日本に住んでいた大きなマチカネワニをデザイン化した商品や、
少しばかり取っつきやすい阪大グッズが並べられていて、
休憩所を兼ねたカフェがあるのが嬉しい。


    
  


そして、NPOの方々やマチカネワニを話題にしつつ町おこしを図る豊中と大学関係者、
聴衆は博物館の階段を客席代わりに演奏に集中。
実にカワイイ、楽しい演奏でありました。
お仲間が手品や宣伝も兼ねて、盛り上げる。アットホームな手作り感一杯。
手にも足にも楽器を付けて脇にも置いて、そんな感じの一人舞台。
ナレーションも入り、マチカネワニをテーマにしたお話も音楽付きで。


    
  


残り、1時間余り、博物館での時間はあっという間に過ぎてしまい、
実に名残惜しいものの、空模様は実に怪しく、
閉館と同時にここを後にした。家人と娘は2回目、私は初めての場所。
(娘達はサイエンスカフェで一度来たことがある)
今度は時間を作って私も勉強に期待場所。
さよなら、待兼山。青春時代のサクラチルの場所。
こんな形で来られるとは思わなかったけれど、またね。