Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

あすたむらんどとあせび温泉

午前中「藍の館」を堪能後、近所で評判のラーメン屋へ。
・・・? 家人と娘は二度目らしいが、本当に美味しいのかこの店?
かーちゃんには疑問のドロドロ、こってり味。
確かにお客さんは並んでひっきりなしの狭い店内。
そしてもう一つの目的地、午後は あすたむランド


3度目か、4度目か。いずれにしろ徳島にこのあすたむらんどが出来た時、
随分お金を掛けて子どものためのいい施設を作ったなと感心した。
大阪で言えば、科学館とキッズプラザとプラネタリウム
三つの施設を一度に作ったようなもの。
県の人口の割合からすれば驚くほどの広大な施設。
鳴門大橋が出来たこともあり、駐車場を完備して
京阪神からも四国他県からも集客を見込み、
採算が取れると思って作られたのだろうが・・・。


      


じっくり楽しむと1日で回りきれるほどではない密度の濃い内容、
屋外には遊園地や花畑、散策できるコースがあり、
屋内には科学的な学ぶ心育成の実権、体験、
様々な内容を取り揃えたコーナーがあり、大人も夢中になれる。
年齢制限や体重制限がなかったら、試してみたいものも一杯。
娘は月世界での無重力の体験や振り子の実験に見入っていた。
子どもと一緒に遊べて親も学べる本当に楽しい場所。
そんなあすたむランドは、贅沢といっていいくらい立派な施設だが、
いかんせん、県の人口は少ない。集客は思うようにならない。


    

  


創設当時と違って、経営母体は変わっているよう。
昨年は10周年だったらしい。
そう、まだベビーカーだった幼い娘を連れてきた。
暑かった、でも、楽しかった。
保育園年少さんの、家族で徳島ライフを楽しんでいた当時、
心和む子育ての想い出の1ページを、再びここで書き込む。

      


残念ながら娘には余り記憶に残っていないよう。
それはそれで仕方がない。
子どもが幼い頃、あちらこちら連れて行った記憶は、
親の身勝手な特権的想い出かも知れない。
1年以上前のクリスマス前のレオマワールドだってそう。
親が懐かしく思った場所を、子どもは初めてのように楽しんでくれる。
それはそれでいいのだと思う。
少し寂しい気持ちがしないでもないが。



小松島の狸たち。『平成狸合戦ぽんぽこ』でも、
最近では『ぬらりひょんの孫』でも有名な狸たちは、
ここではかわいらしい遊覧ボートのコース案内役だ。
風車小屋も周辺の景色もそれほど変わっているようには見えない。
変わったのは自分たちの年齢、心持ち、家族のありよう、
すっかり大きくなってしまった娘。
保育園児ではなく、中学生になろうという娘。


  


閉館まで遊び、プラネタリウムを見ながらうたた寝し、
帰りは新しくできているという「あせび温泉 やすらぎの郷」に立ち寄り、
一風呂浴びて休憩タイム。ヤマモモジュースごっくん。
http://www.itano.biz/archives/86
一気にドライブして淡路島まで戻り、夕食。
そして帰阪。昨日の午後の出来事。
一泊二日の近くて遠い徳島、その気になればすぐに行けるけれど、
なかなか行けない徳島。



心の中のエデンの園。娘を授かり過ごした産休、育休の日々。
別居結婚で行ったり来たり、お互いの勤務場所を優先した生活。
人から見れば眉をひそめるようなものかも知れなかったけれど、
私にとっては一番活力に溢れ、楽しかった徳島での日々。
・・・あすたむランドの「あすたむ」は、漢字で表現すると「明日多夢」。
そう、あの頃は沢山夢があった。自分にも、家族にも、未来にも。
それをそのまま信じて頑張っていたあの頃の生活、あの頃の自分、
当時の家族を思い出す。幼かった娘を。


親ばかりが感傷的なのか。自分だけか。
仕事の辛さが心を後ろ向きにさせるのか。
未来に向かって親離れを始めている娘を連れての家族旅行。
楽しくもあり、嬉しくもあり、寂しくもあり。
想い出ばかりを引きずって、旅の余韻に浸る月曜日。

子どもとでかける徳島あそび場ガイド

子どもとでかける徳島あそび場ガイド

聞き書 徳島の食事 (日本の食生活全集)

聞き書 徳島の食事 (日本の食生活全集)