Festina Lente2

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日記は不機嫌

気力が萎えているせいかどうかわからないが、熱が出てきた。
まあ、仕事で精も根も使い果たしたから仕方あるまいと、
自分自身で思っていたが、予想以上に不機嫌な私。
私の1週間前の日記の下書きは、かなり不機嫌。
大好きな歴史的建造物を見ていても、直後はこんな気持ちだったんだなあと、
改めて自分の疲労具合、不機嫌さ具合を実感。
いずれにせよ、熱もある。何もする気がしない今日。
不機嫌な1週間前を振り返っている自虐的な時間。

修身教授録一日一言

修身教授録一日一言

一日一生

一日一生


0219
本来は友人宅の家へ赤ちゃんを見に行こうと思っていたのだが、
出かける気がしない。人の顔を見るのがしんどい。
家族なら平気だ。なるべく家族と居たいと思う。
何かをしようという気持ちになかなかなれない。
文章を書くのもかなり苦痛だ。
自分考えを具体的に書く、書き表す、気持ちを述べる、精査する、
吟味したり、付け加えたり、
行きつ戻りつする作業は、無意識に出来るものなら楽だが、
気力体力が落ちている時にするのはなかなか辛いものがある。


出かけたい、何かを見たい、読みたい、そういう欲求を出さない私を危ぶむ家人。
とうとう自分から「西尾家住宅」を見学したいとのこと。? 何故?
古民家だの、博物館だの、私が誘っても二つ返事でうんと言うことがないのに、
何故特別のイベントがあるとも聞いていないのに誘うのか?
何か情報でも仕入れているのか、それともサプライズでも?


行けば昔の庄屋をボランティアの人が丁寧に案内してくれる。
先週徳島の藍染めの豪商家屋を見学して以来、そういう気分なのか?
我が家は古民家見学ウィークにでもなったような。
それでも、普段の仕事とは全く異なることをしていると気分が良くなる。
何だかんだ言っても木目のある柱、土壁、古い欄間、釘隠、歪んだガラス、
暗い廊下、季節の花、豪華な雛人形、外側は和風なのに中はアールヌーボーの離れ、
茶人好み、宗匠好みの凝った作りの庭や茶室など見ているうちに、
カメラを構えて気分が高揚してくるから不思議だ。


行動療法ではないが、鬱気味の時は休ませろというものの、
散歩したり花を植えたり、なにがしか作業をさせるのがいいというが、
私の場合は、興味関心をそそるものを見学するのが、
それに当たるのかも知れない。自ずと気持ちが動く、体も動く。
気は心というが、体が動けば心もそれに付いてくる。
立ちっぱなしでウロウロ歩いているうちにお腹が空いた気分にもなり、
食事を作る元気も・・・。
(休日の朝ご飯は、最近何も言わなくても家人が作ってくれていた)


疲れている。当たり前のことをこなして行くことに疲れている。
それでも、ふと気付けばまた転勤の季節も迫り、
こんな風に週末ごとに顔を合わす機会も、限られたものだと思うと、
貴重だからこそ、労ってくれているのかと思いつつ、
家人をどれだけ労っているだろうかと申し訳なくもなり。


夕方の2時間ほどを外出しただけで、少しく気分は良くなり、
インスタントでチャプチェ、圧力鍋で野菜スープ、
食後に先々週、京都伏見で仕入れた新春の龍の焼き印のある饅頭など食し、
すっかり満たされた気分になって、仕事用の家に送って貰う。
時間との戦いなのはわかっているが、気持ちが削がれている自分を奮い立たせ、
あと1週間、乗り切らなければならない。
否が応でも。
それが仕事。

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