Festina Lente2

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リレンザ再び

仕事がある程度一段落しても、これほどまでに鬱々と過ごしたことが?
私は典型的な荷下ろし症候群か? いやいや、まだ下りているとはいえない。
下ろしていいはずもない、仕事の山場は過ぎたとはいえ。
まだまだ続く波の向こうに、行き着く先があるともいえない。
その徒労感に打ちひしがれたせいなのか何なのか、38度以上も熱。
平熱が35度程度の私にとってはかなり苦しい。


昨日一昨日は仕事の疲れがどっと出て、これほど疲労感が強くても
致し方あるまいと自分でも思っていたが、この熱発は困る。
仕事を休んで内科へ行けば凄い混雑。どうしたことだ?
ああ、娘のインフルエンザが治ったとはいえ、甘かった。
そうか、私にうつってしまったんだな。
そんな風にぼんやり考えていたら、何のことはない。
抵抗力が落ちていて娘からインフルエンザがうつったのではなく、
自分がどこからか貰ってきていたのだった。


検査の結果インフルエンザのA。娘はBだったので型違い。
娘のイナビルとは違い、ずっと以前に飲んだことのあるタミフルでもなく、
リレンザ再び、2度目の体験。といっても以前飲んだのはいつだったか。
参ったなあ、ここ何年も予防注射していて掛かったことなく過ごしてきて数年、
親子共々掛かっちゃうなんてなあ・・・。
娘は完全に親が構ってやらなさ過ぎたせいだろうと思った。
学究閉鎖になった時でさえも元気だった娘が熱を出したから。
しかし、自分はほっと気が抜けたというか、
緊張の糸が切れたというか、やけくそな心境になったというか、
落ち込んだというか、教科書どおり免疫状態が悪くなって、
ストンとインフルエンザの虜に。


診察室までたどり着いたものの、座っているのもしんどくて、
中のベッドで横になって診察の順番を待った。
薬局で薬を貰うのに1時間近く待った。
どうしてこんなに時間が掛かるのかわからないほど、
塾とクリニックが入った医療ビルの薬局は混んでいる。
何かを食べて薬を飲まなくては・・・。


どうにかこうにか家に辿りついて、布団に潜り込む。
打ち上げの宴会で早くも最高級の勤務評定を上司に要求していた同僚は、
1週間イタリアへ出掛けていった。
私にはそんな度胸も気力も何もない。
この差が病を呼び込むのだろうなと、またまた自虐的な気分に。
インフルエンザまでがやって来た、とうとう私のところに。
新型インフルエンザだろうが、何だろうが撃退していたというのに。


ああ、熱があってもすっきり眠ることが出来ない。
夢ばかり見る。
あてどなく動き回る夢を。

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