Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

船場ビルディングの夜景

(写真はすべて大きくなります)
「大阪の街の魅力・再発見!」第2弾、以前から申し込んでいた。
家人の勤め帰りに寄れて、私は市内に足を伸ばして気分転換。
インフルエンザのお陰で遠出は出来ないけれど、こういう静かな企画、
大人の学びの時間は今の私にとっては貴重だ。
(口の悪い人は単なる暇つぶしと言うのだけれど)


  


本日夕刻、大阪市まちづくり情報発信施設「アイ・スポット」に集合。
ここは淀屋橋駅に直結しているodonaビルの2階。
昔は小学校だったので、それを記念した碑が建てられているビル。
本日の企画は 大阪大学21世紀懐徳堂i-spot講座(2011年度後期/
阪大の若手ホープ研究者がまちあるきが楽しめる「研究者と歩くまち」


  


有難い事に建物の中に閉じ込められていても、ネットで見つけた情報、
サイエンスカフェ関係の催しは大好きなのだけれど、
如何せん、仕事の合間を縫って遠出は大変難しい)
その時に見つけたのがこの案内。
『大阪夜景巡り 船場 第2弾―大阪の街の魅力・再発見!―
 ・講師:加賀 有津子(大阪大学大学院工学研究科・教授)
 ・実施日:3/8(木)18:00-20:00 ・定員・20名


  


大阪の中心部として昔から栄えた船場界隈には、
意匠を凝らした近代建築が数多く残っており、
夜にはライトアップされる建物も少なくありません。
今回、夜の船場界隈の近代建物を訪ね、
大阪の夜景の魅力を再発見するまちあるきの第2弾として、
重厚な石作りの外観にモダンな内装の綿業会館(重要文化財)などを見学する予定です。
昼間とは違った表情を醸し出すレトロな雰囲気をお楽しみください。
※綿業会館見学実費500円が必要です。』


    
    


では、先ず大阪で最も古い木造園舎の現役幼稚園の前を通り過ぎて、
船場ビルディングへ。このレトロな建物は、無論現役。
だからこそ何とも言えない鄙びた味わいと、
夜景独特のロマンティックな雰囲気が、弥生の夜空に立ち上る。


        

    

  


少し日本じゃないような、異国に来たような佇まい、趣き。
大正ロマンも斯くやという1925年建立、1998年改装のこのビル。
大大阪時代の面影を残す登録有形文化財
昼間の景色も見たいが、今日は夜景がメイン。
皆様も、私の拙い写真ですが、ご覧あれ。
(というわけで写真は全て大きくなります)


  

    

  


本当はもっと細部をきちんと写し取りたかったのだけれど、
メインの綿業会館へのつなぎ、じっくり見て回ることが出来なかったのが残念。
もっとも、昼間仕事中にこの人数でぞろぞろ見学に歩き回ったら、
それこそ迷惑なんだろうし・・・。


    

    

  


全てのお店がセンスの良い小さな工房に見える。建物が見せるマジック、
場所が与える凛とした気品、事務所も工房もショールームも一味違う、
そんな感じに思わせてくれる、不思議な場所。船場ビルディングの中。
屋上には神社とプチガーデン。入居者だけの特権の憩いの場所。

    

     

  


さて屋上まで上ってきたので、今度は下りながら見学する。
味わいのある表札、その他のお札や飾り、
部屋の持ち主のこだわり、個性、メッセージ。
そんなものが見え隠れする去り難い場所。
名残りは尽きないが、時間は限られている。


    

  
  
  


昼間の景色をご覧になりたければ、こちらのページがお勧め。
こんな風に上手に写真が取れるようになりたいなあ。
船場ビルディング
公式HP



そろそろ下のお店も店じまいし始めた。
名残は尽きねど本命、綿業会館へ出向くことにしよう。


船場 (1968年)

船場 (1968年)

船場吹き寄せ

船場吹き寄せ