Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

京都文化博物館でボヤ騒ぎ

この日が最終日だった。
家人を誘って、京都までわざわざ見に来た、楽しみにしていた
『ホノルル美術館所蔵 北斎展−葛飾北斎生誕250周年記念−』
何しろ京都に来るまで2時間余り掛かる。
お気に入りのスペイン料理の店で早めのランチの後、
ゆっくり見ようと思っていたら、何やら外が騒がしい。


    

    

    


古都を、街中を消防車が行き交う。というか、ひしめいている。
何なんだ? この騒ぎ?
え? 火事? 火も煙も見えないけれど・・・。
ボヤ? ああ、それじゃ大したことないね?
え? 文化博物館? 嘘でしょ、今日最終日だよ。
作品は、何も損傷無く?
一体どこで?
フロア? それとも?


    

  

  


いつも見慣れた文化財然とした建物、リニューアルしてから
今一つだと愚痴ったのが災いしたのか、よりにもよって、
滅多に美術館・博物館には付き合ってくれない家人を誘って、
最終日だからと引っ張ってきて楽しみにしていた、その、
北斎展が、北斎展が・・・。
  

  

    

    


結局、臨時閉館となり、1階ロビーで切符の払い戻しと
図録の販売のみとなりました。
がっくり。
京都に日本が誇る浮世絵を見に来たのに、
浮き足だったざわめく街を見る羽目になった。


    

  

  


どう見ても滅多に見ることの出来ない、火事場。
炎も煙もないけれど、黄色いテープがそこかしこ貼られ、
原因究明現場確保の物々しい様子。
周囲は手作り市のようなアットホームな雰囲気だっただけに、
ただただ困惑気味の店開き、開店休業状態。
せっかくの京都アートフリーマーケット


    

    

    


家人にケータイストラップを買って貰い、
皮のリストバンドなど勢いで購入したささやかな散財、
春の浮かれた気分はサイレント共に消し飛び、
がっくり無念の京都文化博物館と相成った。
それでもスタンプラリーだけ感性、まゆまろ君ファイルを貰う。
周辺会場の色んなお店をじっくり見る気力も萎え、
予定外・想定外の京都を歩き回ることにした。

      

近代日本と博物館―戦争と文化財保護

近代日本と博物館―戦争と文化財保護

日本の心と文化財―災害から守り、未来へつなぐ

日本の心と文化財―災害から守り、未来へつなぐ