Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

菅原院天満宮と聖アグネス教会

昨日、25日の続きです。
本来なら北斎を見る時間が空いてしまったので、急遽予定変更。
特別公開されている京都府庁旧本館まで歩くことに。
ポクポク歩く途中で、お香の店に寄り一服。
恩師への手土産を買い求める。ああ、いい香り。
こういう所でお香を聞く会に出るような、そんな生活をしてみたいなあ。


    

  


こんなに歩いて大丈夫かと、家人の足を危ぶんだのだが、言い出したのは家人の方。
さすが観光地、京都。交番のマークまでかっこいい。
ふと見ると神社らしきもの、天満宮。何々? 
菅原道真が使った産湯の井戸が残るという、菅原院天満宮とな。
これはお参りせねばならぬ。学問の神様の天満宮。どれどれ。


    

    

  


なるほど牛がいる辺り、確かに天神さん、天満宮の佇まい。
小さなお社だが、学問の神様と会ってお参りする人は多い感じ。
街中、道路沿いにこういう場所が急に現れるというか、
日常生活の中に溶け込んでいるのが、さすが京都。
石鳥居横に「菅家邸址」の石碑、境内社務所の北に「菅公御産湯の井」
本殿南には「天満宮御遺愛の灯籠」、
境内にはガン封じにご利益があるという「梅丸大神」、うーん、てんこもり。


    

    

  


それにどこかで見たことのあるスタンプラリー。
この神社も入っている訳か。なるほど・・・。
観光客ひしめく神社仏閣でなくても、こつこつ足で回れる、
そんな企画に乗って歩き回るのは楽しいだろうな・・・。
紅白共に咲く梅は我が家にもあるが、源平咲きというのか。
知らなかった、ちょっと物知りになった気分。
官公と言えば梅、飛び梅が有名。分かち咲きではなくて、源平咲きか。


    

    
  
  


それにしても絵馬と言い、牛おみくじと言い、何とかわいい。
学童・低年齢層を引き込む作戦か。
二十歳過ぎればただの人とわかっていても、
願わくば我が子に「神童の片鱗こそあれかし」の親心を動かされる。
高望みなのはわかっていても、親って過剰な期待をしてしまうもの。

    

  


そしてしばらく歩くと、何やら教会のような、いや教会だ。
京都市指定有形文化財
えーと、聖アグネス教会。どれどれ、何々?
何と由緒正しい、明治31年(1898)に建てられた平安女学院のチャペルは、
当時は聖三一大聖堂と呼ばれていたそうな。
ゴシック様式の煉瓦造りは立教の初代校長、ジェームズ・ガーディナーとな。
おまけに平安女学院京都キャンパスは、足利義昭の旧二条城跡。
洋風の建築も、しっかり歴史の上に建てられているのねえ。


    

    

    


このほかにも歩いている途中に大丸ヴィラという建物(非公開)があったり、
旧有栖川邸というものもあったが、到底そこを見る時間もない。
広大な京都御苑が控えていて、どこを見ても絵になるというか、
観光地の京都に驚きながら、目的地、京都府庁旧本館を目指す。

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