Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

台湾料理と中国茶

3月30日、台湾で過ごす2日目の晩餐。まだ食べるの? 
はい、まだまだ食べます。恩師に連れられ淡水から台北中心部に戻って、
泊まっているホテルから歩ける距離の所にある台湾料理の店へ。
「青葉」・・・何だか日本の料亭のような名前。
帰国してから調べると結構高級なお店だったらしい。
恩師お勧めのままお料理を頂いたので、わからずじまいだったが。


    

   

見て下さい、娘のこの嬉しそうな顔。
日本人観光客も多く、地元の人も多い。
恩師はきっとよくお客さんを連れてくるので顔なじみなのか、
「あれ、どうしてこのメニューがないのかなぁ」と、問い合わせて
注文してくれたものもあり。(季節ものなのかどうかわからないが、芋粥
この芋がゆは白と黄色の2種類のさつまいもが使われていた。)


  

    


淡水で食べた孔雀貝と蛙はどこに消えたの? 私の胃袋?! というか、
私と娘の食欲!? 家人は歩き過ぎてばてて、ただでさえ食が細いのでともかく、
還暦の恩師の健啖家であらせられることよ。
かつて若かりし頃、それほど年が離れて居らず女子大生の憧れだった先生と、
今やこうして食卓を囲むなどと、恐れ多いことではあるのだが、
ええ!? この切り干し大根の入った卵焼きを家で作ってみることもあるですと?
恐れ入ります、の世界。
 

    

  


貝も肉も野菜も美味しい。そしてデザートの甘さが心身に染み渡る。
何でも臆せず食べる娘の「どこででも生きていけるねー」とお墨付きを貰った娘。
そうそう、食いっぱぐれず生きていける人生でなくちゃね。
高齢出産のかーちゃんは、しみじみそう思わざるを得ない。
若く元気な娘と一緒に出歩けるのはそんなに長い期間残されていないだろう。
恩師のように子育ても終わり、海外に夫婦で住み、仕事をするような生活、
日本と台湾の架け橋になるような仕事、職域を広げて、未来ある学生を育てて。
・・・そんな生活は私には縁遠い。



紹興酒を頂き、ほろ酔い気分になった所でもはやお腹いっぱい目が回る・・・。
あ、そうだった。お約束、お願いしていた中国茶の店。
せっかく連れて行って貰ったというのに、疲れはピークでお土産を買う元気が・・・。
悔しいけれど、かなり疲れていたよう。
大山崎山荘で味わった中国茶を、今、ここで、本場で味割ることが出来るはずなのに。


   


こんな遅い時間でも空いているのね、御茶屋さん。というか、多分最後の客。
先生は懇意なので、ここから沢山お土産を買って日本に戻ることも都度都度だとか。
ああ、お安くお買い求め出来るかも知れないのに、元気が無い、買い物欲が湧かない。
先生ごめんなさい、せっかく盛り沢山で案内して頂いたのに、
超フルコースについて行けない私・・・。
膨れあがったお腹は、お茶を飲むと別腹のようにすっきりしていくというのに、
眠くて眠くて・・・。お腹が一杯になったら眠い、まるで赤ちゃん。


  

  


でも、いつかもっと元気な時に満喫しに来るぞ、台湾。
リベンジしてみせる、台湾。そんなふうに思いながらも眠い。
人間ドックで30代並の体力と言われたと自慢する恩師は、
リュックに紹興酒の瓶を忍ばせ、足早に去っていく。
そのスタスタ歩く様に見とれつつ、ベッドに倒れ込む私。
気力体力いつまで経っても恩師の後ろ姿、拝するのみ。


寝不足と暑さはただでさえ体力のない私に、ダブルパンチ。
それでも失わなかった食欲だけが支えの台湾旅行グルメ。
食べた物の写真のみのアップで申し訳ない。
でも、味は舌と記憶に残るものだから・・・。
港式飲茶もデパ地下軽食、屋台、チェーン店、孔雀貝、蛙、
そういえば淡水名物、恩師に聞いた黒い卵を食べ損なった!
3日目の昼、定食屋のランチ、胡椒餅、肉でんぶ・・・。
頭の中で未だにぐるぐる回る食べ物たち。
また食べに行くからね・・・。
そして今度お会いすることが出来れば、もっとタフに歩き回れるよう、
鍛え直してきます、先生。
どうもありがとうございました。

今夜は、台湾おかず!!

今夜は、台湾おかず!!