Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

整理する以前に

人間関係、特に職場の人間関係は異動という転勤で、
望む望まざるにかかわらず、勝手に動いて行ってしまうので、
整理整頓したくないものまで御縁が切れてしまうということも。
しかし、モノは違う。
勝手に集まってきた品物よりも、自分が持ち込んだ方が絶対に多い。
そして持ち込んだくせに捨てない。
あり得ない量の「要らないもの」に囲まれて、
整理整頓しきれないまま、外に溢れ出ていない、内部ゴミ屋敷状態。


もう、一生読むことができないと思えるほどの量の本。
1日1冊読んだとしても365冊しか読めないのに、この膨大な積読書。
読む速度は遅くなったのに、買ってくる、借りてくる速度は変わらない。
なかなかに不毛な読書状態。
大人買い、衝動買い、子供のころ読みたくてもお金がなくて立ち読みした、
昔の古い振り漫画なんぞの復刻版を見かけたりしたら、
ついつい買ってきて更にごみを増やしている状態。
不毛。
物理的な空間の絶対量を無視した行動が続く。


いつも訪問させていただいているブログ友達の方で、
外国から帰国された方が、子供たちのためにたくさんの衣服を買っていた。
衣替えの必要のない国に住んでいて、日本に帰ってきたら服がない。
大量に着替えを買わないとやっていけないと。
それは、要らないものではなくて必要なもの。
大量に買っても構わない。


そしてその方は、家の納戸を開けるのは大変だと嘆く。
「探し物をするのは大変。記憶の中の春物を探し、
魔の納戸へ突入」とある。
我が家、すでに家全体が「魔の納戸状態」
どこに何があるのか大体は分かっていても、
目の前の障害を取り除かないと奥の目的物まで辿り着けない。
そのまま放置されている、部屋の中、机の上、椅子の下、
ホームレスの移動の如く、その時その時使ったものが
紙袋に入れてしまわれているのか、置かれたままなのか…。


買って来たものの使われていない品々、忘れられたモノたち、
使い損ねて季節を過ぎて、流行り廃りも何もあったもんじゃない状態。
本も服も雑貨も、ありとあらゆるものがキメラとなって、
いっしょくたになって家じゅうにとぐろを巻いているような…。
ああ、整理整頓能力がほしい。
思い出や人間関係ばかりではなく、現実的物理的な空間確保、
快適な居住空間演出のための…。

住み直す―ものと心の整理整頓、この先に向かうために

住み直す―ものと心の整理整頓、この先に向かうために

考えの整頓

考えの整頓