３歳のあなたへ - Festina Lente2

同窓会といっても、小中高、大学などの同窓会ではない。
社会人になってから心理学を勉強した友達との同窓会。
何といっても結婚式以来、１０年ぶり？　それ以上ぐらい。
懐かしいなあ・・・。
こんなにブランクがあったのに、すぐに打ち解けられる、不思議。

と同時に、集まった友人宅に娘の思い出の品々を持参。
こちらのお嬢さんはようやっと３歳。
生まれる前に娘のベビーベッドを譲り渡した。
生まれた時には顔を見に行った。
その赤ちゃんが、３歳。娘とちょうど１０年の年の差。
娘と同じベッド同じお布団に別の赤ちゃんがいる、不思議・・・。

子どもの旬は短い。あっという間に変化してしまう。
子どもの変化に高齢出産の親たちは付いて行けない。
人様の子どもの笑顔に接し、一挙手一投足にどぎまぎし、
ああ、娘にもこんなかわいい頃があったのだなあと、しみじみ。
母親としては子どもが密着していてくれた頃の思い出が、
ありありと細やかに蘇る。
そのよすがの品々を、思い切って手放すことにした。
そう、１０年前のお洋服たちをまだまだ沢山持っている。

人から貰った服、お下がりもお下がり、何代目かの服もあれば、
殆ど袖を通さないまま、大事に取っているうちに、
子どもや想定外にどんどん大きくなり、着せられなくなってしまった物。
逆にどれだけ着倒したかわからないほど、お気に入りのもの。
あれもこれも思い出がいっぱい。

でも物をしまうには限りがある。私たちが人様からお下がりを頂いて、
何不自由なく着るものに困らず生活できたように、
順繰りに回っていくのが順当というもの。
なので同窓会ついでといっては何だが、娘の思い出の品々を譲ることに。
100ｃｍ、110?ぐらいがちょうどいい大きさになってきたんだもの、ね。

おしゃれしたいお年頃、新しいお洋服にはすぐに目が行く、手が出る。
小さくても、お嬢様はお嬢様、女の子は女の子。
そう、この年下の友人は私たちの中では一番華やかなお洒落ができる人。
娘さんも、きっと上品なファッションセンスを持って育つことだろう。
今日はおばちゃん達沢山集まって、ちょっとびっくり？
みんなでハイになってしまったみたい。
でも、楽しかったね。またね。大切に着てね。