金環日食

私の誕生日から一ヶ月後。
日本全国、天文ショーに沸き立つ朝。
都市でも観られる金環日食。
あちらこちらの学校では早朝登校、屋外観察の時間を設けているそうな。
ねぼすけの娘はたたき起こしても反応が今一つ。
これが保育園小学校低学年の頃ならば、喜び勇んで起きてきたのだろうが。

　　

　　

　　

　　

子どもの頃の学習雑誌で特に印象が強かった、金環日食の写真。
影が欠けている、影がいつもと違う、
何か魔法のように変な形の影が沢山映っている地面。
あれはなかなか衝撃的だったが、今回実体験できるわけだ。

　　

　　

　　

　　

とーちゃんもちゃんと早起きしてみているかな。
決して天文マニアではないけれど、
滅多に見られないものを大騒ぎして見るのも悪くはない。
みんなで一斉って面白くないと今回は思えなかった。
天からの贈り物に、つまらないとそっぽを向いている人？　、
それこそつまらない。せっかくの天文ショーをこの目でひと目。
別に金環日食関連商法に惑わされているわけではない。

　　

　　

　　

　　

簾からの日差し、木漏れ日が猫の目のように細くなっている。
不思議な光のさざ波が地面で揺れている。
そのファンタジックな形がさざめいて、ちょっとした光のマジック。
天文ショーは肉眼で見ると大変なことになるので、
特殊なメガネを掛けて･･･。確かに欠けている、でもそれだけ。

　　

　　

　　

　　

地面に揺らめく今まで見たこともないような炎のように、
朝の爽やかな空気の中で揺れる光と影は、
あっという間に何気ない日常に溶け込んでいく。
もう少し楽しみたかったなあ。朝あっという間で終わり。
次の2枚は家人が撮ったもの。

　　

金環日食パーフェクトガイド (SEIBIDO MOOK)

金環日食を見よう!―5月21日,日本全国で太陽が大きく欠ける! (SEIBUNDO Mook)