Festina Lente2

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色々色々

引っ越しをするのは私ではなく家人。
女は港、男は船と言いますが、そんな格好いいものではなく、
私の生活拠点が変わらないだけ。
老親のこともあり、子どもの教育はむろん、
自分の仕事の関係で、決して動けない定め。
辞めない限り、定年までは動けない。
もしくは大々的な職場移動がない限り。


色々色々あるのが当たり前の毎日。
移動がある度、見えるものの角度も変わり、
考え方の尺度も変わり、変に物事が見えすぎたり、
もしくは急に見えなくなったり、混乱。
元々色々あるものを考えないようにしたり、
心に蓋をしたり、地獄の釜の中を覗かないように、
あれこれ工夫して目に見えやすい色に置き換えて、
フィルターを通しているわけですが。


色々色々見えてくると、やはり疲れる。
音ではなくて色、かな。
幻聴まで聞こえたら、疲れも相当。それはない。
しかし、言葉や、景色が今までと違った色に見える、
それも色褪せて見えてくるとなると、やはり、疲れる。
どよーんと。


梅雨のせいでもなく、仕事のせいでもなく、
いや、あるかな。
生活基盤が根底から覆されると、さすがに脳に幕が掛かったように、
いや、視界に幕が、思考回路にバグが・・・。
とにかく何でもかんでもため息混じりの色彩になって、
周囲を取り巻いているよう。


めんどくさいことや変化に弱い自分がよくわかる。
あれこれ仕切る、全く似合わない。
仕切られるのは嫌なくせに、自然体でいようとする。
ふざけている、自分。
他人に厳しく自分に甘い、弱い自分が、
色眼鏡でものを見るのではなくて、
見たくても見えない色を求めて、
あれこれあれこれ。


心を映す色は見えない。
見ようとしない景色があるだけ。
色々色々。

色の名前

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色に聞けば、自分がわかる ―医師が発見した色のヒミツ

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