Festina Lente2

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新人達

3年前と明らかに異なる新人達。
年々増えてくる新人達。
新人が増えて新人でなくなるかと思うと、
そうではなくて、新人のまま一皮も二皮もむけずに
どうなっているのだろう、この1,2年。


職場では使えない新人がいる。(増えた)
いつまでに仕事を仕上げればいいか、
いちいち聞いてくるくせに、出来てもすぐに連絡をしてこない。
情報を持ってこない。「ほうれんそう」のできない奴が多すぎる。
男女問わず、平気な顔で「言うのを忘れていたんですが」
という前置きを平気で使う。


(連絡しようと)探したけれど(近くに)いなかったので
と言われる事等殆ど無い。
私はずっと定位置にいるのだから、探しあぐねるはずも無いのだ。
とにかく最初から、すぐに連絡する気がまったく無い。
(期日まで)言いつけられた仕事が出来上がっても、やりっぱなし。
できてもできなくても連絡もなく、まったく気が利かない。


あらかじめこちらか予定を聞いても、「大丈夫です」と安受け合いして、
何日かしてできなくなってから、ギブアップを言ってくる。
それまで何の相談にも来ない。
周囲に情報(困ったのサイン)を出さないので、
一旦ことが破綻すると、収集するのに大わらわ。
一から事実関係をつめて再構築、再度まとめていかないといけない。
仕事に対するビジョンや、計画性の希薄な若手が多過ぎる。


「これでやりたいと思うんです」ではなくて、
「この程度しかできなかった」の間違いでは?
そもそも「これでやりたい」という以前に、
「これだけはしなければならない」という最低ラインはどこに?
部署や担当、立ち位置が変わると、
それまで許されていた(甘やかされていた)ことが通じない、
ということにたじろいでいるのか、気にしないようにしているのか、
目が点?(死語?)になることが増えてきた。
公私共々、苛立ちのスパイラルにはまり込んだか?

上司が若手に読ませたい働く哲学

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新人・若手・学生 やる気と本気の育て方

新人・若手・学生 やる気と本気の育て方


現役の若さできびきび動くかと思えば、フットワークは重い。
打っても響かぬ鈍さを毎日見ていると、仕事の仕方を教えても、
見て覚え、聞いて覚え、「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」と心得て、
一刻も早く一人前になろうという気構えが感じられない。
知らなくても当たり前だから、失敗しても構わない、
学生気分のまま仕事をしている。
そんな若手が増え過ぎた。


若手のオーバードクターの類に至っては、
学歴とプライドはあっても、現場の即戦力にはならないので、
その年齢の高さを持て余してしまうくらいだ。
こちらとて、ずっとデスクに張り付いているわけでもない。
ロボットのような新人は、いちいち噛んで含めるように言わないと、
研究室に何年もこもって結果を出すような、
とんでもないスローペースでやり続ける。


優先順位を付けて何かをしたり、人に聞いたり、
お伺いを立てたりせず、自分のペースで動くことが個性?
組織の中に入ってチームで仕事をしなければならない時に?
普通の人間が10年間社会で揉まれて来た分を、
学生で自由奔放に暮らすとこうなるのだろうか。いや違う。


あちこちの部署で「ロボット」と称されてきたように、
命じられたことに含みを持って解釈できない部分は、
経験値の低さだと思って配慮しなければならないのだろう。
中途採用で新人よりも使えない年齢の、仕込み勝手の悪さ、
訓練のされていない、研修を受けていない、年齢だけ高く、
使い勝手の悪い人間と仕事をする気疲れが、
家人との関係、せわしない引越しと相まって、苛立ちを倍増させる。


もっと根気が必要なのかも知れない。
そう思っていても、時間は無いのに・・・と悩ましい。
悪い人ではないのに・・・わかっていても悩ましい。
自分が若い頃には抱かなかった焦燥感の募る6月7月。
このあと、任せて出張に行って大丈夫か。
自分が新人の頃の最初3年間、どうだったのだろうと、
恥ずかしい日々を思い返して、振り返る。
悩ましくも苛立つスパイラル。

新人諸君、半年黙って仕事せよ

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折れない新人の育て方 (自分で動ける人材をつくる)

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