Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

イルカの海とマングローブのある町

(写真はすべて大きくなります)

めったに通らない電車。貨物は鉱山関係。
アルミニウムのためのボーキサイトを運ぶ列車だという。
ガイドいわく地中海性気候でも、沖縄を想定して下さいですと。
ドライバーは、ここはアフリカと似ているから好きだという。
この土地のイメージがまだ定まらない。
炎の木と呼ばれる赤い花。冬の青空に生えて美しい。


   

   

  


海でイルカが泳いでいるのを見る。野生のイルカ、
生イルカ! 動物園でも水族館でもない、
イルカセンターとかでもない。
海で普通に泳いでいるイルカを見る。
ちょっと足元が悪かったけれど・・・。この丸いのは何の種?
どこから流れ着いた何の植物の種?
イルカと海の風を堪能した午前中のドライブ。


   

 


マングローブの林。
汽水域にはこのような林が広がるのは知っていたし、
春先に台湾でも見ていたが、ここまで間近に見るのは初めての経験。
自然保護地域、開発しない区域だから見られる景色。


   

   

   


以前はもっともっと広がっていたのだろうが、この広大な土地に比べれば、
いかに保護地域が小さく狭いかがわかる。
開発とはこういうことなのだと。
そして、塩分に強い植物でないと生き残れない。
そんな海岸の植生も。


 

  


あっという間に車は街中に戻る。
昔は船のマストにしたという変わった形の松の木。
確かに随分まっすぐな形の街路樹。
犬の顔に見えるビル、ユーモアのある建築。
余程動物の好きな国民性?


   

   

 


海辺の小さな町を見下ろす塔の上から、
絵葉書のような景色を眺め下ろす。


   

  


青い海、入り江の中のヨット。
お金持ちのオーシャンビューの家々。
明日、マラソン大会が開かれるという海岸沿い。
この辺では大きな町かも知れないが、全て一戸建ての家ばかりだから
人口にすればそれほどではないはず。
マンションなんて必要ないほど土地がある。有り余ってる。
2階建てなんて、ホテルやモーテルの類。


 

 



市内の学校、趣のある佇まい。
本の学校と違ってこじんまりして見えるのは、
公立のせい? それとも単に人口が少ないから小さい校舎?
小高い丘の上、環境の良い学校。


    

   


そして、下に降りれば繁華街。
あっという間に終わってしまうメインストリート。
すぐに閉まってしまう店。土日だから。
日本とは比べ物にならない人通りの少なさ。みんなどこへ?
思いのほか高い調理済みの食べ物、安い生鮮食料品や生活必需品。
ショッピングセンター? スーパーは広くて疲れる。


  


アートセンターとなってしまった昔の教会。
信仰心はどこへ? うん十年前のソビエトの教会みたい。
何故かピンク色。あ、修道女の服やベッドも展示。
現代アートアボリジニアート、入り混じって混沌。
先住民はアートの中でしか発言権はないみたい。


  


とりあえず手当たり次第に、土産物屋での小物漁り。
結局この時以外、買い物は出来なかったので正解。
異国で過ごす初めての週末。
小さな町でのわくわくドキドキ。

  

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