Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

鍾乳洞見学

(写真は全て大きくなります)

仕事の息抜き、ささやかな観光。南下すること1時間半。
ご当地に沢山ある鍾乳洞の中でも殆ど知られていない、
マイナー鍾乳洞。当初何も聞いていない、予定に無かった場所。
ガイドブックにも載っていない小さな鍾乳洞に入って解説を聞く。
ロンドンのコックニーのような訛りの強い英語だが、
ゆっくり喋ってくれるので分かり易かった。
ちゃんと聞き取れているかどうかは保証の限りではないが。


    

  


鍾乳洞そのものは日本でも外国でも、もあちらこちらで見ている。
今回の鍾乳洞もそれほど大したことはないと思っていた。
殆ど観光客ないなくて貸し切り状態。
メインの観光ルートから外れている小さな鍾乳洞といった感じ。
点在する鍾乳洞の中でも、この大陸に来た人たちが
初めて入った鍾乳洞らしい。本当かな。


    

  


いずれにせよ、当時はシルクハットを被りネクタイを締め正装。
女性は勿論ロングスカートにひらひらの服装。
明かりといえば懐中電灯があるわけでは無し、当然たいまつ。
服に燃え移る危険があって大変だったらしい。
発見当時、そんな危険を冒してでも洞窟見学は行われ続けた。
なので、当時のたいまつの跡がすすけて鍾乳洞内に何箇所か残っている。


    

    


今では、聖歌隊が歌ったりギネスブックに挑戦する人が暮らしたり、
(夜に動物がやってきたり、水が流れ込んできたり大変だったらしいが)
イベントも色々行われるらしい。結婚式や音楽会を開く? 
わざわざこんな足場の悪い狭い中を降りてきて?
特別にロマンを感じない私はおばさんなのかな。 
でも、音楽に関しては響き具合、反響はいいのかも知れない。
日本の鍾乳洞では聞いたことのない説明だった。
それとも、最近の日本の鍾乳洞でもそういうイベントはあり?


  

    


空気の汚れ、人間の皮脂などは鍾乳洞の成長にとっては大敵、
洞内の壁、鍾乳石にを勝手に触って歩いたりしないようにとのこと。
ハニーミルクの色が綺麗だとう説明が、いかにも西洋人らしい。
様々な形の鍾乳石が触れるコーナーもあった。
石を懐中電灯で照らすと、暗闇の中でしばらくぼうっと光る。
『天空の城 ラピュタ』の地下で「石達が騒ぐ」
飛行石のシーンを思い出す。


    

    


あれはダンブルドア先生の髭(ハリーポッターの校長先生の髭)の形、
あそこに、デイビージョーンズの髭もあるよ。
(「パイレーツ・オブ・カリビアン」の海賊で化け物の船長のたこ髭)
妖精の国だよと、なかなか楽しい解説を聞きながら1時間余り地下を歩く。
冬の南半球、鍾乳洞の中は思いのほか温かく不思議な感じ。
考えてみれば真夏の暑い時期、
寒くてひんやりする鍾乳洞の中にしか入ったことがなかった。
これも、新しい経験かも。いや、井戸水と同じ論理か。
外の緑と青い空が眩しい。


α波・1/fのゆらぎ 音の風景画 鍾乳洞

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オーストラリア・アボリジニの伝説―ドリームタイム

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