Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

土曜日のドライブ

(写真は全て大きくなります)

景勝地、リゾート地、ワインの産地、マーガレットリバーに向かう。
マーガレットの花が咲き乱れるような所なのか、女性の名前の付く川。
女性向きの観光地? ワイナリーが多いと聞くが。
そういえば、ここで一番の大都会に流れる川の名はスワンリバー。
もっとも、白鳥ではなく黒鳥が泳いでいるのだそうだが、
人間の漕ぐ足こぎボートのようなものが、今は一番目立つのかも。


   


私のような人間にとってはワインが流れる川でもいいのだが、
それはともかく、最初で最後の遠出。
車で出かける好天の休日、最初の訪問地は手作りのお菓子?
ヌガーとワインで有名なお店、だそう。
確かに日本ではヌガーばかり山盛りにして売ることなどありはしない。
珍しいといえば珍しいか。


    

   


ドライブする道の傍ら、胸の赤い鳥が飛んでいく。
カメラに納まらなくて、がっかりする私にドライバーは笑う。
「心の中、思い出の中にしまっておくだけにしなよ」
道は埃っぽく、グラスツリーが緑色のこびと、
髪を振り乱したドワーフのようにあちらこちらに姿を見せる。
 

    

  


本当はワインが欲しかったのに、結局は1滴も呑まずに終わった。
味見する暇もなく、道中をせかされて立ち寄った店はオリーブオイルの専門店。
まあ、ゲッセマネの園のように周りがオリーブの木だらけ。
でも、そこにいるのは休日を楽しむ観光客。
ここで一杯飲みながら、おつまみを楽しみたいな。
それも許されず、買うんじゃないの見てるだけの世界。


    

    

    


いかにも味見をさせて、お買い物心を誘う品々。
健康に良いオリーブならではの、様々な製品。でもガラス瓶、重いのよ。
お土産に持って帰るには、ちょっとねえ。中身の割に本当、重過ぎる。
良い香りの調味料、石鹸、かわいらしい生活雑貨の数々。
前日もほとんど買い物など出来ずに過ごした1時間を思い出し、
欲しい欲しいを連呼する気持ちを抑えるのが大変。


    

    


手作りヌガーとオリーブオイル製品、これがこの土地のお土産と言えるのかどうか。
京都に行って、某化粧品セットや某々印のお菓子を買い込むのと大差ないか。
気に入れば旅の思い出、食べてしまえばそれなりに。
まだまだ先は長い。何しろ、目指すは河口。
南下して南下して、ピクニック。
海を眺めながらお昼なのだから。


  

  


西オーストラリア花物語―バルナオ博士のフラワーエッセンス療法

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