Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

大学のオープンデイとパース

日本と違ってたった1日しかないオープンディー。オープンキャンパス
どこから人が湧いてきたのかと思うくらい大勢の人、人種、大人子ども。
学園祭? モーターショー? 怪しげな日本の着物の着付け、かかし、
フェイスペインティング、寄せ植え講座、折り紙、バルーンアート
遊園地のような様相を見せる大学校内。
・・・家族旅行ですか? カーニバル? 子どもを遊ばせる場所、保育体験?
全くこのお祭り騒ぎのような世界、どこから見ていいのか・・・。


    

    

    

  

  


この地域最大の大学
(といっても、この地には公立大学が四つ私立一つだけ)
オープンディは一家総出のお祭り騒ぎという感じ。
というか、1日だけなの? 土日2日間するという発想はないの?
この国には国立大学は首都に一つしかない。
日本の大学事情とはかなり異なるせいなのか、
進学率20%というお国柄、留学生多数受け容れ、
そんな国際色華やかなキャンパス内をそぞろ歩く。


    

    

  


午前中一杯見学して、バスと電車でパース市内へ。
バスの座席がカラフルで思わず見とれる。
看板の怪しい広告、変な漢字、変なお寿司や、韓国料理屋、
電車は地下にもぐり地上に出て、市内中心部へ。


    

    

    

    

  


一つ一つゆっくり眺めていたいけれど、2時間から3時間では無理がある。
駆け足で慣れない表示に戸惑いながら、「地図を読めない女」になってしまったのか、
道路、通り、建物、歴史的建築物、教会、駅、
ぐるりと首を巡らしただけで見たつもりにして通り過ぎる哀しさ。


  

    

  

  


昼食抜きで博物館、美術館を駆け足で眺める。
博物館は思っていたよりも小さく、ちょっと残念。
移民の歴史、罪人を収容した施設跡、開拓の歴史。
本当はこういう所を解説付きでじっくり回ってみたかったのに。
ミュージアムショップも買う暇がない分、写真のみでさようなら。
それにしてもアボリジニ関係は殆ど見かけない。
アートの世界にわずかにその片鱗という感じ。

    

    

  

  

  


何故か『風の谷のナウシカ』の上映会。
あ、ヒロシマの写真も。こういう集会を美術館横でやっているのか。
現代美術館では人権に関する写真展もあったけれど、
人が大勢集まる美術館本館の方でも欧米との繋がり、東洋趣味の舶来品等、
かつての本僕イギリスとの繋がりを示す展示が多く、
先住民アボリジニに関する文献や作品は期待していたほど見られなかった。
MOMAからやって来ていたピカソ展に殆ど占領されたミュージアムショップ。
うーん、これまた想定外で残念。


    

    

    

  


呆れるほどお天気がいい。1日のうちに四季があるといわれるこの時期、
本当に冬かと思えないほどの上天気、寒くはない。
時間だけが欲しい。なのに、一人で回るには土地勘もなく時間もなく、
英語力もない。ああ、面目ない。


    

  

隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)

隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民 (ちくま文庫)