Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

英語色のヴェール

あっという間に残り8月も残り3週間の夏。
夏休みをとる前に雑務仕事を片付けてしまいたいが、
これが予想外になかなか終わらない。
留守中にシステムの入れ替え作業があり、上からパスワードが変更。


意外な所で落とし穴。作業が進まない。
担当者を見つけてあれこれ元に戻すのが大変。
部屋の中も入れ替えの機器と段ボールで? 
まあ、大元に差し障りはないものの、
こういう細かい部分で時間を取られて1日があという間に過ぎる。


それにしても恐ろしいもので、見る夢の中で、
まだ英語を喋っているじゃないか、私!?
もう日本に帰ってきたというのに、それほど侮れない、
いや、アドレナリン出っぱなし? 
必要以上に頭使っていたわけ?


南半球ではパソコンに触る機会は殆ど無かった。
久しぶりに自分のパソコンに触ると新鮮。
でも、パソコン無くても生きていけるんだな。
無ければ無いで生きていける。
バーチャルな付き合いも、それなりになくても大丈夫なんだ・・・。
そう思うと、ほっとするような、哀しいような。
残念でありながら、解放された感じ。


結構ネット中毒だったのね。
でも、限られた場所での移動とルーティンワークの日常では、
色んなことを学ぶ機会は少なく変化に乏しい。
地域の情報も、珍しい草花も、土着の祭りや風習も、
年齢が異なる人々の思いや感慨、ちょっとした日常の一コマも、
心遣いも息づかいも鮮やかに切り取ってくれる、
そんな世界を垣間見ることで、自分もほっとしていられたし。


だから、蜘蛛の巣の向こうで誰かがいるとわかっているから、
何事も先達あらまほしき世界の片隅で、ささやかに情報を囓って、
不思議の国のアリスのように、急に大きくなったり小さくなったり、
振り回されながらも冒険を続けてきたというか、
来られたというか・・・。

出会いとつながりの法則 ~誰も書かなかった新・出会い論~

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つながりの仕事術~「コワーキング」を始めよう (洋泉社新書y)

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深く染み渡るようながっちりした固い絆ではなくても、
緩やかにつながる向こうに連帯感や絆を感じることが、
自己満足でも何でも、心的現実で、
某かの拠り所で・・・。
そこから2週間切り離されていると、ちょっと、毒気の抜けた、
伸び縮みを忘れたゴムのようにだらしなくなって、
夏の暑さに溶けて、訳のわからないものの間に紛れ込んでいきそう。


何しろ、年配の人が多い。
ブログの世界では元気な人が多い。
そこから某かの栄養を貰って、漂っている時間が好きだった。
でも、そこから切り離されても大丈夫な部分も一杯ある。
それを実感したわずか2週間。
しかしながらやなり、切り離されていると寂しいとも実感。


娘よ。君は何も言わないが、寂しくはなかったのかね?
かーちゃんは、あれこれ思いを馳せたが、
羽を伸ばせる生活の方が、余程心地よかったのか。
本当の束縛など何も知らずに、自由が何ほどのものかも意識せず、
大きくなってきているというのに。


等々考えながら、脳味噌が暑さで沸騰しそうな日も、
日長一日、真面目に仕事をして帰宅。
そう言えば、オリンピックのグーグルロゴなんぞ、
かつては毎日ウオッチングしていたけれど、
それさえもやってないというか、やらずに来てしまった。
だって、開会式もまともに見ていないし・・・。


こんな風にオリンピックイヤーが過ぎていくとは、
夏が過ぎていくとは思ってもいなかったのだけれど。
英語色のヴェールを被って、日本の夏が霞んで見える帰国3日目。