Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

等々力渓谷

(写真は全て大きくなります)

家人が見つけてきてくれた、近場の涼しい場所という触れ込み、
等々力渓谷をそぞろ歩く。
東京にこんなところがあるとは知らなかったが、
そこそこ有名な場所らしい。電車を乗り継ぎ、
新しい社宅から1時間もしない場所。
駅から少し歩くと、下に降りる階段があり・・・
別世界が広がっていた。


  

  


トランジットのシンガポールで買ってきた、
いかにも夏という気分を盛り上げる更紗模様の服をお揃いで着て、
少々場違いかと気が引けるほどの、緑滴る静かな渓谷を歩く。
流れる水音が気持ちよい。
森林浴と小さな滝のマイナスイオンが、体中を優しく取り巻いているよう。


    

    

  


2週間前は、目が痛くなるような眩しい日差しを浴びながら、
ちりちりする肌の痛みと朝の寒さ昼の陽気、
寒暖の差に辟易としながら南半球の田舎町を歩いていた。
あれは夢だったのか?
マーガレットリバーを歩いたのは、インド洋を眺めながら
サンドイッチを食べていたのは1週間前のことだというのに。


    

  

  


毎日の忙しさ、慌ただしさ、この1週間の環境。
まるで時間が止まったような緑色の世界。
土曜日、日本で過ごす土曜日。
家族3人で過ごす土曜日、当たり前の日常のようで、
既に当たり前でない場所と時間で、ジャワ更紗を来て歩く、
渓谷、七夕飾りのある等々力不動尊
見晴らしのいい展望台。
ぐるりと散策して、これが日本の緑だよね、
湿度、湿り気、風、空気の匂いだとしみじみ。

    

    



駅まで降りていってお昼。
台湾もそうだったけれど、落ち着く。
というか、かの国では自炊に近く、その国らしいレストランには行かず。
案内もされず。だから、全く外食をしていないに等しい。
フードコートで選んだのはアジア系の店、味付け、食材。
ここで座って、家族で御飯を食べられる上げ膳据え膳の贅沢。



さて、駅向こう。等々力不動尊と関係のある満願寺へ。
誰もいない、とても静か。
並ぶ彫像、枯れた蓮の花、何を見てもアジアだ、日本だと
思ってしまう自分の反応が我ながら可笑しい。


    

  

  


さすがに帰国してから一日も休まず仕事をして移動だったので、
サイダーを飲んで帰ることにした。
明日は長丁場の外出が控えている。


    

  


東京湧水せせらぎ散歩

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古地図とめぐる東京歴史探訪 (SB新書)

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