Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

陶磁器美術館とワインと

(写真はすべて大きくなります)

これは絶対見たいと思っていた東洋陶磁器美術館の展示
開館30周年記念企画展:
白磁を飾る青―朝鮮時代の青花(せいか)」
ああ、やっぱり、この空間、時間、爽やかな思いが心に溢れる。
特別展示の数がもっとあってもいいのに・・・と残念ではあるが、
ここは常設展示がとても充実しているから・・・。


    

  


今日は、昼間の中央公会堂も楽しめる。
何故なら、以前から参加してみたかった企画、
ふだん味わえない「君よ知るや南の国」のワインの試飲会があるから。
先日夜の中央公会堂に来たばかりだが、会場は以前来た部屋とは違う
大広間のはずなので、どんな景色が見られるか、それも楽しみ。


    

    

  


物珍しさと久々に見る銘柄にちょっと興奮、あれこれ試してみたいと、
思って会場に足を踏み入れて、しばし、違和感が募っていく。
どうしたことだろう、大好きなワイン、味見ができる、
中央公会堂でのおしゃれな企画、ちょっとしたおつまみ、
なのに、どうして…。


    

    

  


周囲がイタリア料理店だったり、輸入業者だったり、その道の専門家が多いから?
少々お高い、普段だと飲めないようなものが、特別価格で試飲できるから?
日の高いうちからアルコール、なんて、気が引けるから?
それとも年齢的にも自分にはちょっと合わないの企画だった?
贅沢な古木の赤葡萄酒は木の根っこのような苦味の迫力。
私の心の中には、船出できない船のような重い錨がくっついてるよう。


    

  

  


家人がカレンダーに沢山予定を入れているので、
負けじと自分も何か工夫せねばと焦っていた。
9月の初め、ささやかな対抗心で見つけてきたワインの試飲会は、
味よりも孤独を噛み締める結果となった。


    

  


誰かを誘っていこうという気持ちにさえならないのは、
私の悪い部分かも知れない。
が、人を誘って飲もうと思うほど親しい付き合いが
今の職場では出来ない。


    

    

  


また、何故か親しい人は余り飲まない人が多い。
家人も下戸だったが、最近少し付き合ってくれるようになった矢先に転勤。
家飲みが楽しい、外飲みも楽しい、
そんな思いを共有する相手がないと、
試飲会の華やかさがこたえて、早々その場を後にした。


    

    

  


何故来てしまうのだろう? 家族とそぞろ歩いた思い出の場所だから?
中之島界隈、夜来ても昼来ても侘しい、寂しい、物足りない。
土日の休み、お出かけ、休日、散歩、イベント、美術館に外食、
お洒落な雰囲気に、のんびりとした時間。
それは、予定を埋めたからといって、手に入るものではないというのに。
わかっているはずなのに、馬鹿だなあ。
のこのこ出かけてきてしまって。


    


1時間ぐらいで試飲50?100ml前後を6杯? 自棄飲み?
さすがに少し酔いが回りました。
前もってしっかりお腹に入れておいたので、
すぐに回復したけれど、
空きっ腹だったらぶっ倒れていたなあ。
まったくもって、駄目なかーちゃんです。

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