公孫樹散り敷く
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師走の勉強会。
難しいことにチャレンジして、頭を悩ませる。
それがしんどいながらも楽しい勉強会。
土曜の朝から疲れた頭を、気持ちを、心を、
癒してくれる晩秋の名残の風景、御堂筋の公孫樹が中之島を彩り、
鮮やかに散っていった、その美しさ。
一人で愛でるのは勿体ので。
間近に市役所。世間は選挙でかまびすしい。
しかし、国の政治を憂えるよりも単なる権力闘争。
作るよりも壊し、支えるよりも足を引っ張り、
文化や教養、国家百年の計の教育をないがしろにして、
単価計算で割り振ろうとする輩の跋扈する場所。
その醜さを忘れさせてくれるような、並木道、落葉。
日の光が川面を照らす。
なぜ人は、この美しい景色を見ながら、
自然の意に反することばかりを考え、生み出していくのか。
この黄金色に敷き詰められた、稲穂の波とも見まごう景色をよそに。
空を仰ぎ、地を見下ろしながら、目に入るものは心に入らぬのか。
街をスケッチする人、写真を撮る私。
近代、あるいは建築のゆくえ―京都・神宮道と大阪・中之島をあるく
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