Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

大つごもりの午後

(写真は大きくなります)
11月の半ば、職場で料理上手な人が熱心にカタログに見入る昼休み。
ここ数年毎年外注のお節を取っていると言う。
それこそ脳天を割られたようなショックを受けた。
この道の専門家といってもいいような人が、お節を買う!?
手作りではなく? 幾つか買い足すというのでもなく?
すると、あちらこちらからうちもそうだとの声。
私はずいぶん世間に疎かったのか?
最近はそうなのか?
忙しいものの、幾つかは手作りし、お雑煮を作り、
それでもどんどん手抜きになり品数も少なく、心苦しい年の暮れ。
今年は体を壊したり、幾つかの訃報もあり、
めっきり投げやり抑鬱状態の日々。


    


年明けを外食ではなく、家でゆっくり食べようと思ってくれたのか、
家人がお節を頼んでくれることになった。
これは生まれて初めての経験。とても、とても嬉しい。
ケータリングという言葉は知っていても、利用したことはない。
今回のお節は冷凍ではないから、家まで運んでは貰えない。
(運んでいただけるような住まいでもない)
31日の昼過ぎから16時までに取りに来て下さいだという。
こんな贅沢をしていいものか、外食をするよりも舞い上がる。
大人3人忘年会費用分ぐらいを高いとみるか、安いとみるか。


  


家人宅から車でドライブがてら、最寄りのデパートまで行くことになった。
若い頃見たファッション雑誌等でしか知らなかったその地名、
今や通勤途上にあるという家人は、気軽に出かけようとする。
私にとっては敷居の高い場所、デパートで買い物など滅多にしないというのに。
そう、その百貨店、デパートは大阪にもある。
一番地域内に店舗数が多く、庶民的なデパートだ。
しかし、私の頭の中では二子玉川にある、というだけで何だか違う。
時間があれば、ゆっくり店内を見て回りたい。
ウィンドウショッピングもさることながら、年末年始ならではの、
特別なディスプレイを見て回りたい。
(それこそ美術展でも見るように、意匠を凝らした各専門店の)


  


その願いは叶わなかったが、とにもかくにもニコタマ
それだけでテンションの上がる単純なかーちゃん。
つばめグリルで遅めのランチに奮発して焼き牡蠣を頼み、
お節を持って帰るドキドキときめき。
明日までは、年明けまでは開けてはならじ。
部屋に鎮座まします「お重」、三段重ねを前にして、
頂き物のゴディバのチョコレートを頬張る。
上げ膳据え膳甘いもの、女子と小人は養い難し。
簡単に機嫌が直り、夜のお出かけ、ジルベスターコンサートを心待ち。


  


2012年の最後の夕焼けを眺めながら、夜に都心に出向く、
その刺激的な響きを胸に、出かける用意をする。
ドライブで東京の都心へ。7年ぶり。
今夜はどんなNew Year's Eveになるだろうか。


    


12月31日だけでできるおせち (エイムック 2500 ei cooking)

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