Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

宮川彬良の年越しコンサート

(写真は全て大きくなります)

宮川彬良vs新日本フィルハーモニー交響楽団 コンチェルタンテ・
スーパーチョー年越しコンサート2012→2013
親子3人でコンサートは久しぶりだ。天下茶屋の大阪フィル以来では。
クラシックではなく、NHKの「クィンテット」の雰囲気に近い、
楽しい楽しいコンサート。
早くからこの情報を仕入れチケットを買ってくれていたせいか、
真ん中の真ん中、すごく見やすく聞きやすい席で感激!


  

  


場所は錦糸町からすぐのトリフォニーホール。
初めて来て知った。スカイツリーの夜景が綺麗に見える。
絶景のロケーション、隣にはホテルもある。
(ホテルのお食事とコンサートという破格のチケットもあったのを知って、
ちょっと残念だったのだが、素晴らしい席で聞けたので文句はない)


    

  


宮川彬良さんは私よりもちと若い。しかし、ほぼ同世代人。
何故なら彼のお父上、宮川泰氏の『宇宙戦艦ヤマト』で育った世代。
私はリアルタイム世代、再放送でも映画でも堪能した世代、
(キムタクの実写版まで見ちゃったし)ヤマト世代なので、
このプログラムを見てどうしようもなくわくわくした。


    

  


クインテットのTV画面で見る時よりも、ライブ、つまり演奏会では、
キラキラした個性、おしゃべり、トーク、リズミカルな指揮、
キーボード奏者としての面目躍如、作曲家として初演の曲を演奏する気合い、
盛り上げようとするハイテンション、皮肉も負けじ魂も感じさせる男気、
親子だな、家族愛だなと感じさせる宮川家の血筋、
音楽面でもその他の面でも、楽しいながらもしみじみとさせてくれる、
絆があるっていいなあと感じさせてくれるコンサートだった。


    

  


プログラムには雪の結晶、私の大好きな『雪のひとひら』(ポール・ギャリコ)から、
着想を得たという曲には、娘さんの朗読付き。
しみじみと、そして明るく、楽しく、合唱もついてダンスもあって、
カウントダウン、大人の時間のコンサート、でもわかりやすく、
笑顔溢れるコンサート、親子3人で来られて本当に良かった。
とーちゃんありがとう。(この時は心の底から感謝した)
娘も実に楽しそうだ。娘の目から見たら、人形たちと演奏する、
クインテットのアキラ、なんだろう。


    

  


さて、曲目、本日のプログラムはこちら。
■プログラム
―第1部 楽しきわが街―
風のオリヴァストロ
♪ 音楽で描く「東京」〜下町から繁華街まで
見上げてごらん夜の星を / 東京ブギウギ / 東京の屋根の下 / 東京ドドンパ娘 / ウナ・セラ・ディ東京
♪ 音楽で描く「ニューヨーク」〜街の光と影
『ウェストサイド・ストーリー』より アメリ


―第2部 ゆく年に愛をこめて―
♪ ゲスト:ヴァイオリン古澤巌コーナー
からたちの花  ☆
愛のシンフォニー (ラフマニノフ交響曲第2番第3楽章) ☆
ガーシュウィン・メドレー  ☆
宇宙戦艦ヤマト』  ☆
♪ 雪のひとひら
雪のひとひら〜雨のしずく〜海と太陽  Inspired by ポール・ギャリコ『雪のひとひら』(新潮文庫
♪ カウントダウン
深い河 ● 


―第3部 年明けだよジャジャジャジャーン!―
シンフォニック・マンボNo.5 ● 
若いってすばらしい ● 
ディズニー・シンフォニック・パレード ●
マツケン・サンバII  ☆●


■出演者
指揮・ピアノ・司会:宮川彬良
ヴァイオリン:古澤巌 ☆
合唱:栗友会合唱団 ●
合唱指揮:栗山文昭、同副指揮:横山琢哉




間近で見ているわけではないけれど、独特の髪型、
そして、優しそうな、少し疲れているような、
ちょっと寂しそうな、時々思い詰めているような、
緊張しながらもノッテいる、張り切っている、
少年のように若々しく見える宮川彬良の表情を目の当たりにして、
何だかびっくりドッキリ、わくわくときめく。



日本の音楽、テーマに沿って展開。有名な馴染みのあるメロディ。
ミュージカル、バーンスタイン、心の中でよみがえる映画の場面、
そして、大好きな大好きな『雪のひとひら』、
自分にとってはアニメの主題歌ではアトムよりもよく聞くようになってしまった、
思春期後期の思い出と重なる『宇宙戦艦ヤマト』。


ガーシュウィン・プレイズ・ガーシュウィ (Gershwin Plays Gershwin)

ガーシュウィン・プレイズ・ガーシュウィ (Gershwin Plays Gershwin)


曲の解説を聞きながらも、その編曲の妙技にうっとり。
生で聞く音の迫力は、血流を良くしてくれるかのよう。
仕事を離れ3日目、体と頭がようやく休日モードになってきたのと、
自分が望む休養の形が取れたことに対して、満足感が広がる。
コンサート会場の雰囲気、イルミネーション、思わず勢いで買った福袋。
コンサート終了後のカイロと熱い甘酒の差し入れ。


  


寒い夜風も心地よく、コンサートで新年を迎えた私たちは元朝参り、
初詣へと出かけることに。何故湯島天神ではなく明神様の所に行くのか。
家人の考えは「有名な甘酒の店」がメインではないかと思われるが、
一路、神田明神へ。
宵っ張りの娘は大丈夫のよう。親子3人、初元朝参り、真夜中の初詣。


雪のひとひら (新潮文庫)

雪のひとひら (新潮文庫)

雪のひとひら(朗読)

雪のひとひら(朗読)