Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

芦名湖と富士見酒

さて、本来の参拝順路とは逆に山頂から降りていく。
やっと空腹を満たすことが出来る・・・と思いきや、名物の餅は売り切れ。
温かいうどんと手焼きせんべい。お土産に味噌を買って湖へ。
焚き火で暖を取る人々。今から参拝に階段を上る人。
全く私たち逆方向に歩いている。


   
 
    

    

  


そうだ、忘れていたけれど、箱根といえば芦名湖だった!
ということでもはや夕日射す芦名湖の景色を眺めて、
やっと景勝地に来たのだという気分を満喫。
遊覧船を眺めて、何となく神戸や大阪湾を思い出してしまう。


    

  

  


そういえば宝物殿に、箱根神社の神事の様子がビデオにあったな。
神様は山頂、いと高き所におわす。
又は海の底にいらっしゃる。
或いは、その両方を行ったり来たりする。
日本人の死生観と民俗学


  

   


もっとゆっくり景色を眺めながら夕方の散歩を楽しんでいたいけれど、
体はどんどん冷え切ってくる。
参拝客同様、再び山頂まで登って裏手の駐車場まで戻らなければならない。
さようなら、初、芦名湖。夏にもう一度来たいなあ。
遊覧船に乗ってゆったりと時間を過ごしたい。
この澄み切った空気に浄められに来たい。


    

  

  


再びプチ登山。あちらこちら眺めながら曾我兄弟の碑や、
小さなお社、まだまだ並ぶ参拝客、茅の輪、
霊験あらたかな箱根神社の安産祈願の杉の木、
雪道を滑らないように気をつけながら、歩く。
それは長途奥の院に向かって歩くのと同じ。
ナビが示した駐車場は開祖様を祭るお墓の横手だった。


  

  

  


ある意味人通りのない所で、ひっそりとお休みされているとも言える。
私たちは静かに手向け、次の目的地、日帰り温泉のホテルへ。
冷え切った体を名物の温泉で温めて帰ろうという・・・。
カメラの長姉が今一つという時に、最高に綺麗に見える、
夕焼けのバラ色の富士山。ああ、来て良かった、富士山・・・。


  

  

  


豪華な温泉と思いきや、意外とお風呂場は小さかった。
しかし、お正月気分溢れるちょっとしたセレブな気分を味わったロビー。
(ウエルカムドリンクがあったので、とても嬉しかった)
こんな所でお泊まりする人もいるんだな・・・。
さて、その露天風呂からは雄大な富士山のシルエットが...。
今にも沈んでいく夕日を浴びて刻々と姿を変える、雄大な富士山。



おまけにそれを眺めながらホテルのお正月サービス。
升酒が置かれていて・・・はい、贅沢にも富士見酒。
この景色をお伝えできないのが残念。
(お風呂場でカメラを持っていちゃ、大変ですからね)
みんなうっとりお湯に浸かりながら、癒されていました。


  


駐車場の沢山の車からただ一台、下山を始める私たち。
小田原で途中下車、海鮮丼を食べ、駅周辺を眺め、
いつかは電車で来てみたい。ロープウェイにもと、
あれこれ思いながら帰路に。高速は渋滞。
ナビを頼りに地道を走っても、それほど長時間ドライブにもならず、
何とか無事に帰宅。おとーさん、ありがとう。
おやすみなさい。
そして、関東での冬休み、正月休み、終わった・・・。


  

  


箱根人の箱根案内 新版

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