Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

箱根神社と御神籤

(写真は全て大きくなります)
これが冬休みというか、正月休み最後の当初の予定。
家族で初箱根旅行。日帰りいう所がお財布にエコ。
箱根駅伝の翌日なので空いているという情報なので。


私たちが関東に来て金が掛かるの、
俺はそんなに食べないのにと愚痴られてから、
素直に正月休みを楽しめなくなってしまった私。
気分はかなりローテンションでの箱根詣でとなった。


    

    

  


日々の生活を維持している人間にとっての非日常、
そういう気分が消し飛んだ。
かつては「三河男は大事な時にぱーっと遣うんだ」と豪語した輩。
ひと月にコンサートや映画など数万費やす独身気分単身赴任者、
老親と育児・仕事に疲弊した人間に、喧嘩を売った家人。
正月早々冷戦状態突入。


    

    

  


まあ、それでも車窓から富士山が見え、海が見え、やがて雪景色。
夫婦喧嘩は犬も食わぬとドライブ中は昼寝の娘。
ナビが示す箱根神社の駐車場は、これまたどういう訳か、
神社裏口としかいいようがない場所。昨日の大國魂神社といい、
どうもグーグルナビは裏口がお好きなようだ。


  

    

  


三が日が過ぎても相も変わらず初詣客は多い。
私自身も箱根がどういう所だか分からずに来ている。
何しろ、地理的な地名しか頭に入っていない。
山道から雪道、寒くて空腹、参拝の行列、茅の輪をくぐり、
家内安全その他諸々のお願いをする頃には、凍えきっていた。
そして、昨日の大國魂神社では引かなかったお神籤ではあるが、
思う所あって引いてみると、何とそこには、
霊験あらたかな、関東総鎮守の権現様。
さすがは神様は何でもご存じとも思える
有り難いご神託が書かれていたのであった。
(それは一番最後に載せることにする)


    

    

    

  



九頭竜を祭る神社、宝物殿、境内での七福神巡りなどあったが、
予想外に面白かったのは、宝物殿の日本中のおみくじについての展示。
暖房が効いていない寒い会場ではあったが、
本来、箱根神社にお参りする際、高齢者やベビーカーなどの人は、
この建物の4階までエレベーターで上がりお参りするようになっていた。
参道とは逆から来た私たちには分からなかったのだが。


    

    

    

    


いったん参道を下って、宝物殿入り口のビル。
受け付けでは一生懸命御神水のペットボトルのラベルを貼っていた。
龍は水神様だし、今年の干支、蛇もそう。
山の神社はマイナスイオンと美味しい水。なるほど。
さて、その歴史と共に展示された数々の神社のお神籤。
自分が参詣したことのある神社のものを見つけて、懐かしさ一杯。


   

    

    

  


そう、例えば娘が生まれた頃の家人の赴任地。
徳島は阿南の津乃峰神社。
ここの神主様が、社宅の近所の八幡様まで来て下さって、
お宮参りの儀式を執り行って下さった。
あちらこちらの思い出のよすがを思い起こす、お神籤の旅。
昨日からのしこり、いつの間にやら気分も持ち直して・・・。
それでは、お約束のご神託を載せることにいたしましょう。


箱根神社 第六番 御神籤 運勢 大吉
「ふる雨は あとなく晴れてのどかにも
 ひかげさしそう やまざくらばな」
御祐助(おたすけ)をこうむって 福徳増し
なお日に進んで望事は心のままになる
しかしそれについて心奢り身を持ち崩して
災いを招く恐れあり
心正直に行い正しく身を守りなさい


神の教
あつい 寒いと嘆くも無駄よ、
苦情いわずに、にこにこと
寒ければさむいと嘆き、熱ければあついとかこち、
よいにつけ、悪いにつけ、苦情を言い、不平を言う。
それは神様の御心に背く無駄事である。
暑さに耐え、寒さをしのぎ、これに順応し、
これを克服する方法を講じて、黙々と
にこにこと朗らかにやっていこう


    

  


正月早々、愚痴っぽく僻みっぽくなっていた私を、
神様はしっかりお見通しでした。
さて、今年1年、がんばらないといけませんな。
にこにこと、朗らかに。
難事を克服する方法を講じよ、か。
さらりと言ってくれるなあ・・・。

箱根お散歩地図 (学研ムック)

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ことりっぷ 箱根 (旅行ガイド)

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