TVの義を見てせざるは

昨日土曜日、精力的に動き回ったせいか、本日日曜日は家の片付け。
地味に過ごすのは何だけれど、まあ、こういう日もないと、
家の中が片付かない。そして、夜は炬燵でのんびりTV三昧。
本日のTV映画を見ながら思う。義を見てせざるは･･･。
「義を見てせざるは勇無きなり」だったよなあ･･･。
でも、今日の作品はどちらもその意気と心根が裏切られる展開。

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TVで映画番『特攻野郎Aチーム』をしていたので、
少し懐かしくなって見てしまった。
昔こんな題名のTVシリーズがあったなあと。
気合いを入れてみていたわけではないが、子どもの頃見ていた外国ドラマ、
刑事コロンボや、スタスキー＆ハッチ、警部マックロード、マイアミバイス、
もちろん謎の円盤UFOや宇宙大作戦などもその範疇に入るのかも知れないが、
そういった一連の作品の影響なのか、ついつい外国ドラマ関連、気になる。
振り返ってみると、家庭ドラマというよりは、
けっこう推理ミステリー系＋アクション系が好きだったのね。

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血道を上げて熱中して見るわけではない。
でも、たまに見るから面白い。
続けて見るともっと面白い。だからといって、様々な医療もの、
訳の分からない展開に発展するデスパレートな妻達の話など、
続けてみるには余りにも大きなシリーズは、所々で十分。
そんなにTVばかり見ているわけにはいかないと思いつつも、
やっぱり面白い勧善懲悪、「義を見てせざるは勇無きなり」の世界。
観た後、すっきり収まりがいいのが好きなんだよね。

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今にして思えばリーダーの名前が「ハンニバル」なので、
ポエニ戦争を思い出してちょっと歴史に浸ったり、
（智将の誉れ高き名前を持つのはそれなりにのネーミングだろうから）
最終的に報われないのだろうかなと思ったり。
よくよく見れば、あ、リーアム・ニーソンじゃないか。
さすが役者は良く化けるなあと、しみじみしたり。
（けっこう好きな俳優さん）

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でもって、話の筋から行くと正義の味方は国からは煙たがられ、
誤解され、「指名手配中」になってしまう。
実践・メカ・移動・操縦・計画実行担当がそれぞれ活躍。
この何でも解決Aチームを見ていると、
何処でも乗り込んでいくリーダーが最もスマートな「出来る人」、
そこに、かの「ルパン3世」の主人公達のような３人が加わった雰囲気。
映画とアニメと比較して考えている自分がいた。あれあれ。

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世間からはつまはじきされていそうで、実は正義の味方、
個性的な義人として行動するパターン。
それがファンには魅力的、みたいな。
そんなことをぼーっと考えながら、暮れていく日曜の夜。
シメはもちろん、再放送されている『トンイ』。
本日の回は前回見逃していたから、実に嬉しい。

トンイ 上

トンイ 下

そして、この回も哀しい。
『義を見てせざるは勇無きなり』の人々は、
いつも悪に絡め取られ苦しめられる。損な役割を背負う。
誤解される。矢面に立たされる。
洋の東西を問わず、こういう設定になるんだなあ。
読者視聴者はこの設定に引きずり込まれ、感情移入し、
見たくて溜まらない気持ちにさせられるんだなと、
納得しながら炬燵で寝落ちの毎日が始まる。

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