Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

同志社女子大資料室にて

(写真は全て大きくなります)

今出川講座が終わってから、資料室のあるジェームズ館へ。
今話題の新島八重関連の資料展示が豊富だ。
中でも、ゆかりの雛人形が飾られているのは何とも言えなかった。
そして、復原された当時の衣装。濃い臙脂、葡萄酒色のベルベット、
洋装姿の八重は、どんな「ハンサム・ウーマン」だったのだろう。
そこにある記録には、八重がなかなかこの女子大の前身で、
人間関係、組織運営上の意見の違いに苦労していたことが見て取れる。
宣教を目的として教育を行おうとするシスターと、
明治維新を骨身に刻んだ八重の間には、それなりの確執もあったよう。



非売品の本を貰った。小さな展示室、資料室では様々な文献、品々、
会津への旅行案内まで置かれていたけれど、
私が一番心轢かれたのは、この資料室のある建物。
ジェームズ館。(詳しいことはこちら→


   

    

  


とても懐かしい感じがするのは、自分の母校も同じキリスト教系の大学だからだろうか。
この静かな佇まいが、何処かしら共通するしっとりとした空気を醸しだし、
初めて訪れる私を待っていてくれたかのような気持ちがするのは。


    

    

  


コンクリートの校舎には無い、温もりのある学舎はどんなドラマを、
人々の思いを見つめて来たのだろう。歴史のあるこ場所で。
レンガ造り2階建てのこの大学で一番古い建物。国の登録有形文化財
窓ガラス越しに見る中庭、黄昏時の夕闇に浮かぶステンドガラス。
隣の栄光館の入り口には、聖句の張り紙。


    

    

  


幾何学模様のドア、大きな時計、1932年、米国ファウラー家の寄付をもとに建築された、
今出川キャンパスのシンボル的建造物。
行事の時にはさぞかし華やかな女子大生が溢れ、賑やかなのだろう。
大学のHPには八重関連のクイズコーナーも充実。


    

    

  



キャンパスを出て出町柳の駅まで歩く。夜にはまた勉強会がある。
本格的に腹ごしらえをしておかないと、昼も電車の中だったし・・・。
いかにも学生街の店らしい店で夕食。
聖護院大根パスタってどんなもんだろうか? 京都らしいが。
道しるべの石碑、夜の鴨川、橋の欄干、名残惜しい景色を後に、
再び京阪に乗って大阪に戻って、ハードに勉強会。


    

    

  


明日は再び、この京都に舞い戻る予定。
娘を連れて来る前哨戦のような、出町柳から今出川
明日は同志社側ではなくて、反対の京大側に向かう。
何しろ、節分ですからね。乞う、ご期待。

新島八重の維新 (青春新書インテリジェンス)

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新島八重―ハンサムな女傑の生涯

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