Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

奇跡の星の植物館

(写真は全て大きくなります。オリジナルサイズはもう少し鮮明です)

特別展の世界のラン展。そのお陰で花の香りが何とも言えない。
別世界にワープしたような、一瞬にして体が漂う感じ。
ジャングルのように鬱蒼としたコーナーもあれば、
コンテストを意識した、様々な現代生け花を思わせるもの、
生け花というよりはもはやインテリアの小道具、
今流行の壁一面飾り立てる形なども。


 

  

  

  

  


色や形で分けられたコーナー、香りのする花のコーナー。
面白いのはランとは言えど、良い香りがするとは限らないこと。
悪臭のするらんを集めているコーナーもあり、
(もちろん近づかないとわからないので、気持ち悪くはならない)
あれこれ嗅ぎ分けながら鑑賞。
香りといっても千差万別、人によってはこういう香り、匂いも
好きだという人があるのではないかとも思われ・・・。


  

  

  

  

  


チョコレートの香りがする小さなランが、バレンタインを意識した
贈り物になって売られていたり、ハートの形の椅子の横に、
さりげなく壁となって飾られていたり、演出は素晴らしい。
おまけにこのコーナーの奥は喫茶・軽食ができる吹き抜けで、
開放感溢れる空間と美しい花を堪能しながら、
ゆっくりランチを楽しむことが出来た。


  

  

  

  

  


日本人好みのラン、ちょっとエキゾチックジャパンな演出。
ここにも鎧兜を配し、武家の嗜みとしてのランを強調。
娘は結構このコーナーの演出が気に入っていたよう。
確かに本格的なジャングル仕様よりは、明るく鑑賞しやすい。
でも、ランはお上品な生え方をしているとは限らない花。


  

  

  

  

  


それでも、異国のランではなく、武士が愛したという
風ランを始め様々なランが、美しい鉢に飾られているのを見ると、
21世紀の今、ケータイやサブカルチャーに執心している
日本人の心性が見て取れて、モノが変わっても執着の度合いは変わらないと
ランを見ながら納得してみたり・・・。


  

  

  

  

  


欄の花のアップがない? あ、それは別記事で
まとめてあげてみたいと思います。
とにかく広い植物館でここで半日使っても
良かったかなあと後から思った次第。

蘭 (山渓カラー名鑑)

蘭 (山渓カラー名鑑)