猫の日
職場に猫好きな人がいて、ノートに大きな猫の顔シールを貼り、
猫の絵のついたカップでお茶を飲み、猫の下敷きに、
猫の待ち受けケータイ画面に・・・。
猫が大好きという人がいる。
出張に出かければ、預けてきた猫が恋しくて、
ケータイで動画を見て寂しさを紛らわすのだという。
確かに猫は可愛い。猫はふわふわしていて、
見ていて飽きなくて、気まぐれながらも懐いてくれる、
可愛い存在だった。
気持ちは分からないではない。猫は嫌いではない。
小学生から中学生に掛けて、猫と暮らしていたから分かる。
でも、仕事場の文房具やその他、そういう類を使うのは気恥ずかしい。
シンプルで無印良品とまでは行かなくても、
好みの品で周辺を飾り、かわいらしさを追求する気にはなれない。
ふと気付くと、けっこう私ぐらいの年齢でも、
可愛いグッズで生活しているようだ。
猫はキティちゃんをはじめとして、色んなキャラクターが多い。
時々通販で買える大人向けなのか子ども向けなのかわからない、
高価な品々を宣伝しているのを見ることもある。
猫キャラクターと言えば、確かに幼少期の娘にもキティちゃんはいた。
「魔女の宅急便」のジジも、「となりのトトロ」の猫バスも、
映画も見に行ったし、アニメも全巻揃っているふてぶてしいキャラ、
それでいて憎めない猫、「アタゴオル物語」のヒデヨシも。
最近ではダヤンというキャラクターのもよく見かける。
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猫好きの同僚がにこにこして言う。
今日はにゃんにゃん、2が揃っているので猫の日だとか。
職場の話題が和やかというか、何というか。
明日は休日出勤だというのに、猫話で盛り上がっている。
猫は嫌いではない。どちらかというと好きな方だとは思う。
でも、それで盛り上がる、のはちょっと。
多分、最近出た本で表紙に猫が書いてあるけれど、
中味が薄っぺらい、何だかなあという本を読んだせいかもしれない。
猫、いいように宣伝に使われて、キャッチフレーズでしかない題名、
表紙買い、題名買いでしかないものに使われて、
こういうほんの作り方、売り方をするんだなあというのがミエミエで、
敢えて挙げないけれど、今年の本屋大賞、
本屋の売りたい精神ミエミエなんだなあと思っていた矢先の、猫の日。
そんなことを考えていたら、ふと思い出した。
「エイリアン」の映画で九死に一生を得た主人公が、
一緒にコールドスリープに入ったのは、猫じゃなかったっけ?
そういえば、エジプトのミイラにも猫はあったね。
猫は魔除けだったし。
ひねくれているのか、かわいらしくない所へ連想が行っちゃうなあ。
自分の猫の思い出は余りにも昔なので、仕舞いすぎて出てこないね。
出したくないのかな。
今日は猫の日か・・・。
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