Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

小雪舞い散る露天風呂

今夜のお宿は蓼科パークホテル。少々鄙びた感じだが、部屋は広く清潔。
どう見ても3人は余裕で過ごせる洋室、エキストラベッドが入れられる広さ。
娘は「和室だと思っていたのに−」と意外な顔。
あれ、ホテルのベッドは苦手? 普段お布団で寝ているから?


  


とにかく風呂に入ると御飯までの時間がせわしい。
バイキング開始時間に指定された部屋に行くと、
まるで修学旅行のレクリエーションが出来るような大広間。
そこに、部屋ごとに用意された席。中央に並ぶご馳走の数々。
川魚が目の前で焼かれ、舟盛りもあれば、蒸し物、炒め物、
和風洋風なんでもござれ、好きな物食べ放題、上げ膳据え膳の幸せ。


  


暮れゆく景色を眺めて、ああ、そう言えば夕日が綺麗な露天風呂、
まあいいか、入れなかったけれど朝に入ろうと考えつつ、
蟹の足と格闘。日本って不思議。山の中で蟹を食べられるんだものね。
囲炉裏の謳い文句とは少し異なり、雰囲気としては今一つだけれど、満足。
特に炭火で焼きたての川魚、焼いてくれるおばあちゃんが食事後、
売店で売り子さんに早変わりしている姿に感動。


    

    

   


フロントは諏訪大社御柱祭の様子。さるぼぼ人形が群がる姿が可愛い。
お酒もお土産に買っていきたいが、どうしよう。
あの字は何と読むのか難しい。おもてなしの意味だというが見たこともない熟語。
鎧兜なぞ飾ってある所は、和風の雰囲気。
ダンスホールはあるけれど、卓球コーナーが無いので残念そうな娘。


夜11時頃入ったお風呂は貸し切り状態。露天風呂は小雪がチラチラ。
静かな時間、娘とゆったりのんびり2人きり。
流行のジャグジーや打たせ湯などはないけれど、
それがまた却って新鮮な、鄙びた雰囲気。
透明な、鉄泉というものの味のしないさらしとしたお湯。
アルカリ性なのだろうが、本当にすっきり爽やか。
ぬめり感もない。


マッサージ器は無料で使えて、腰や足の裏、
肩や背中をほぐして貰って、満足満足。
普段では考えられないほどぐっすり眠ることが出来た。
血の巡りが良くなって、老廃物が出て行って、
翌日、いつもよりも遙かに爽やかな目覚め。
部屋の暖房は切っていても、全巻暖房で全く寒くない。
良いお宿で落ち着いた夜でした。


温泉をよむ (講談社現代新書)

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蓼科幾歳月

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