Festina Lente2

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転勤4日目

「伝統」があると自負する場所の良い部分を垣間見る。
また、自負ゆえの奢りも、そのいい加減さも。
しかし、今日は良い部分が光ってみることの多い1日ではあったか。
されど、ベテランと自負する人の「時限爆弾」爆発のような仕事のバグ、
突発事項もあって、それはそうだろうなあと思うこと、しきり。
こんな綱渡りの仕事、嫌だなあと正直思った。


以前の職場では当然守られて然るべき部分に、
日が当たらず予算が削られ、営業的な外向き部署が祭り上げられ、
多大な予算をぶんどっている。これは何処も同じか。
所変われば品変わるの典型を、転勤する度に目にするのだが、
それにしても世の中は極端。
同じ構造、同じ設立形態を外見上保っていながら、
全く同じ組織ではあり得ない、この落差、違い。


組織を司る長の問題か、人々が望む在り方のせいか、
要望に応えようと動く人間の有無か、なかなか興味深い転勤4日目の日。
この場にあるという自負が醸し出す連帯感の閉鎖的な空気を、
開放的で柔軟だと思っているのは内側にいる人間の奢り。


打ち上げとも歓送迎会とも付かぬ飲み会にて、醒めた思い。
烏龍茶などすすりつつお付き合いする深夜。
いつまで騒いで憂さを晴らし、仕事へのエネルギーに変換するのか、
半ば呆れ、付いて行き難きものをおぼゆれど、
これはこれ、ここの在りよう、乱れ方と心得て傍観者に徹す。


うちに交わるほど親しくもなく距離を置きつつ、ものを見て、感じ居る。
その、冷ややかな思いに忸怩としながらも、アウトローならぬ異端者、
まだ居場所のない転勤異動者の悲哀を抱きつつ、
食べる物だけはしっかり食べる、といっても、ろくなつまみもない店。
ふんだくられたお金は他者の飲み代、割が合わぬと思いつつも世間の付き合い。
こんなもんだ。こんなものだ。


何故木曜から宴会なのか、わけもわからぬまま。
新しい部署を仕切る人間に絡まれ、うんざりしつつ、
個性的な面々に圧倒されて、疲れ果てる。
若くはないのだから、早々けしかけられても困る。
絡まれるのは好きではない。

ハーバード流宴会術

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お酒の席で嫌がられる人好かれる人

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