Festina Lente2

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まだ中学生の母

誕生日が来て、また一つ年を取り
年齢的にはシニア世代といっても良いのだが、気だけは若い。
というか、まだ中学生の母。
授業参観に行っては最近の学校、保護者会の状態に驚かされ、
いつでもどこでも誰よりも年配で。


(これも年齢の為せるワザだと思うのだが)
娘の話題について行けないのは当たり前で、
娘の好意というか娘心が、
親に分かる話題だけを取捨選択して話してくれている。
そういう状態なのだと分かっていても、気だけ若いつもりの自分。


まだ中学生の母。ということで、自分では通ったことのない、
「塾」というシロモノに対峙しなければならない。
中学生に入っていよいよ、進学・受験を考えて、
娘のために・・・とは思いつつも、自分に抵抗あるものを
娘のために選ばなくてはならないという踏ん切りが付かない。
幾つになっても塾に抵抗があるのは何故だろう。
自分が行ったことが無いから?
頭が固いから?
そういう世間のありように巻き込まれてしまうようで、嫌だから?


幾つになっても起こされないと起きないような娘に育ててしまい、
時間の使い方が下手な所は親譲り、
部屋の片付けも何もかも、出来ないまま
横積みの本に囲まれて過ごしている親を真似て、
何でも積んでおくだけの娘、何から順番に頭に入れているのか。
そんな娘を、自分の手で、自分の教育で、自分の感覚では
育てきれない娘を塾任せにするようで、少々怖い。


塾の先生曰く、「みなさん、中学時代は塾に預けて口出ししない、
そんな感じでいらっしゃいます」なんだそうだ。
私の知っている先輩ブログは英語を教えていらっしゃるそうだけれど、
娘はそういう所に通わせたかった。
おまけに、英語どころか数学が苦手って、
どうしてこんな似て欲しくない所まで親に似るのだろう。
いや、中学時代数学は苦労しなかったけれど。
参考書を読めば何でも解けたけれど。
(高校で全然出来なくなったのは何故?)


計算が遅いのは算盤塾に通わせなかったから?
字が下手なのは書道教室に通わせなかったから?
あれこれ思い悩みつつ、塾通いを決める羽目になる。
親の時代とは全く異なる時代に生きる娘は一体どんな力を付けて、
訳の分からない大阪の受験を、その先の大学受験を切り抜けて、
飛び立っていかなければならないのだろう。


本当に、親でありながら不甲斐ない。
他人様に任せる、教えて頂く、自分に出来ないことを頼る、
そういうことが出来ないまま、子どもをスポイルしてしまいそうだ。
気だけは若いが、頭の固いシニア世代の中学生の母。
やれやれ。

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