Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

建長寺から鶴岡八幡宮

(写真が精選されていませんが、とにかく記事の更新をします。あしからず)

昨日の鎌倉記事の続き。
歩け歩け、連休前半。家族初鎌倉の次の訪問地、
円覚寺から建長寺へ。
空きっ腹を抱えた昼下がり。
線路沿いのその道は、面白そうな店もあるが、
今日は時間がないので素通り。


    

    

  

  


ここもかつて訪れたはずなのに、32年前の記憶は殆ど無い。
どうしたことか。こんな寺だったか、だだっ広い。
様々な種類の牡丹の花。随分寺が華やかに感じられる。
詣でに来たのではなく、花を見に来たかのような。


    

    

    

  


豪奢な唐門、綺麗な庭。全く記憶にない。
花の少ない、桜も咲かない、
3月の卒業旅行だったせいか、思い出が何もない。


    

    

    

  


学校で習う歴史の世界、大河ドラマの中で見た執権、
鎌倉仏教と言われた禅宗の寺、かつてどんな思いでこの寺を訪れたのか、
道も景色も全く思い出にない。
方丈も、名園も、シックで華やかな唐門も、鐘も、
何もかも記憶になく、仏像を見ても天井画を見ても、
何も思い出せない。暖かい日差しの元、何とも心許ない私。


    

    

    

  


修行のイメージを前面に出すこと無く、広い空間が開け放たれている。
そんな佇まいの場所。何だか寺院というと、奈良や京都を連想するのだが、
この開放的なだだっ広さが武士の街の寺院だからか、何なのか。
宗派の違いか、境内の様子に違和感を感じてしまう。


    

    

    

  


大学生活を終えようとしていた当時、何を考えていたんだか。
今、あの頃思いも寄らなかった出会いと、家族と。
一体どこでどうなって? これからどこへ行くのだろう。
考えても何も見えてこない、禅問答ではないけれど、
始まりは終わりにもにてぐるぐる。


    

    

    

  



気を取り直して遅めの昼ご飯。
本日の目的地はまだまだ、八幡様が控えている。
長谷の大仏までは遠い。江ノ電江ノ島も、
何もかも欲張ろうとして、もはや昼下がり。
午後は3時になろうというおやつタイムにランチ。


    

    

    

  


ようやく記憶に残る赤い鳥居、長い階段、鶴岡八幡宮
観光写真でも見慣れたものと記憶の底の映像が、
貸すかに一致してほっとする。
そうそう、鳩が八幡様のお使い。
鳩が沢山いる。鳩神籤を引かなくては。


    

    

    

  


ここも随分広々としている。あ、鳩サブレの店、境内入り口に陣取っている。
本店はここではないはずなのだけれど。
太鼓橋、丹塗りの神楽殿、何か行事があったのか。
随分足元を見て神様の御守り、高すぎない?
宝物殿、その割に魅力がなかった。
七福神、弁天様。神様はあちらこちらに祭られている。


    

    

    

  


大銀杏は・・・。
ああ、台風で倒れてしまったのだった。
源氏がわずか三代で滅び、北条家が結局政権を執った、
武家の時代が江戸に、そして大政奉還後、明治になって、
大正昭和平成と、時代が移り変わるのを見届けて、
今はもう、切り株だけ。
私は30年以上のブランクで訪れたけれど、
長命の大銀杏にとってはそれさえも晩年のほんのひととき。


    

    

    

  


気を取り直して、鎌倉駅の方へ向かう。
高台から降りて歩く道すがら、じっくりお土産を選んでいる時間は・・・
残念ながら余り無かった。


    

    

まるごと建長寺物語 (日本の古寺)

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謎多き神 八幡様のすべて

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