江ノ電と長谷の大仏
(28日の記事の最終です)
さて、4月28日、家族初鎌倉の旅行は最終目的地、
長谷の大仏に向かって夕方の鎌倉駅前を散策しながら、
話題の江ノ電へまっしぐら。
鎌倉彫のお土産も(諦めて)、鳩サブレも(これは購入)、
湘南ビールを飲んで一服後、混雑極まりない江ノ電鎌倉駅、
何と江ノ電グッズの山。てっちゃんの家人の気持ちや如何に。
乗車時間まで「買うんじゃないの、見てるだけ」の世界。
娘が小学生の頃から連載が続いている、吉田秋生の『海街diary』。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013受賞。
そんな肩書きが無くても、何年も前から十分素晴らしい作品。
その世界をコンパクトにまとめた『すずちゃんの鎌倉さんぽ』を片手に、
長谷駅で降りてみれば、折しも漫画作品片手に駅前喫茶店で寛ぐ男性発見。
夕闇にぎりぎり間に合って見学。確かにこれは見た記憶がある、30年以上前。
しかし、付近の様子、とんと頭に残っていない。大仏象の姿だけは、確かに。
駅も、何もかも。江ノ電に乗った記憶はあるのだが、それもあやふや。
下手をすると外国人観光客の方が多い? エスニックな土産物店も閉店準備の時間帯、
辿り着いて見れば、予想よりも小さい大仏、盧舎那仏。
歌人は「美男におはす」と詠んでいたが、はてさて、どうかな。
浦から頭の上に登ることは叶わなかったけれど、今日一日よく歩いたなあ。
大仏様の草鞋の大きいこと。足の弱い夫婦私たちもあやかりたい、足丈夫。
何とも趣味を疑う土産物店をひやかして、さて晩ご飯は、どこで?
江ノ島に渡ることは無理でも、江ノ電の江ノ島で降りて晩ご飯。
マンガの中のようなおばちゃんの食堂で食べるわけにはいかなかったけれど、
しらすトーストならぬ、しらす丼であっさりと。
そこからもう一つの江ノ島の駅へ。夜の闇の中、ここ関東の海辺では
もうジャスミンの花が開いている。大阪よりも季節が早い関東。
遠くに見えるのは江ノ島の灯台。この夏の目標。
江ノ島に渡って、一周して、水族館を見て・・・。
そう、確か30年以上前の卒業旅行では江ノ島を歩き回り、
裏手が思いの外荒涼とした風景だったので驚いたっけ。
そんな思いに浸りながら歩く私の目の前に現れた、駅。
これは誰の趣味? 照明も華やかに浮かび上がる、
この竜宮城のような形の駅舎は一体?
観光地観光地し過ぎていて痛々しいくらいだが、
これも旅の思い出、カメラに収めて。
すずちゃんの鎌倉さんぽ―海街diary (フラワーコミックススペシャル)
- 作者: 海街オクトパス,吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 126回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
美肌を惜しみなくお見せしているという弁天様のせいなのか、
海の神様を祭るからなのか、夜の闇に映える?
駅舎のインパクト絶大。せっかくの灯台の見える景色の風情、
夜景を忘れさせるような・・・。
帰路に付いた私たち。てっちゃんの家人の示すまま、
1度も同じ路線祈らずぐるっと一周して、JRと私鉄を乗り継ぎ、
最後はバスで締めくくって、関東の家人宅へ到着。
疲れた疲れた、まるで足が棒でんがな・・・。
そんな私たちの夜のおやつは、鎌倉焼きと鳩サブレ。
27日の上野に続き、28日の鎌倉、よく歩いたこと。
翌日29日は帰阪する関東での連休前半終了日。
目黒区の旧千代田生命ビル、村野藤吾の設計建築、
見学ツアーを残すだけとなった。
歩け歩けツアーの最終日は近代建築に触れる1日。
- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/08/01
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 153回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
- 作者: 鎌倉地元民の会
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2011/03/18
- メディア: 単行本
- クリック: 27回
- この商品を含むブログを見る