Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

座れば牡丹

(写真は全て大きくなります)
あっという間に5月。29日に帰阪して、30日出勤。本日も出勤。
巷ではメーデーでお休みの人もいるようだが、(家人のように)
私の業界ではそれはあり得ない。
ああ、長期連休でこの日に休める人が羨ましい。


  


オマケに、レディスデーの水曜日と1日が重なっていると、
何だか損をしたような気になる。
しかし、実際は忙し過ぎて、
今日が1日で映画の安い日だということさえも忘れていた。
転勤したての職場では、連休中出勤の人も多く、
どこへ行ってきたの、どこかでかけたのと雑談もない。


  

  


自分から話しかければそれで良いのだろうが、
そういう雑談さえも出来るような雰囲気が余り無い。
忙しい職場、朝早くから仕事している職場なのだ。
近くに映画館もあるけれど、帰宅がてら映画という余裕がない。
映画を見たいという気持ちはあるが、心の余裕が無い。


  

    


というか、本当に忙しすぎる。
あの連休前半、美術館や鎌倉の景色、繊細な感性の息づく現代建築、
そんな世界は一体どこへ? 新幹線で隔たった3,4時間余りの距離は、
ただただ果てしなく遠い日常と非日常の間隙。


  

  


撮りためている録画、読みたい本、どうしてくれよう。
職場という世間も変わり、世界がどんどん変わっているのに、
自分の中味はそれほど変化無し。
自分の中で何を取捨選択すべきか、
踏ん切りが付かないまま新しい職場で一ヶ月。
結局てきぱきと動けないまま、あらゆるものを引きづったまま先送り。
いかんわ。


  


そんな私の脳裏を掠める花々は、別世界の谷間に咲く思い出の花。
歩け歩け連休前半の、花々をご覧下さい。
ちょっと食べられ損なったタケノコもにょっきり見えてます。
それから、建長寺の牡丹たち。
本当に色鮮やかで、少々風に煽られてじっとしてくれず、
花の形が定まらないのもご愛敬。


    

  


花を愛でるというのは、本当に非日常。
名前だけ知っていても、間近で見ることが殆ど無い牡丹や藤。
(藤棚が身近だった幼稚園、小学校時代は遙か昔。)
何故今頃咲いているのか、クリスマスローズ
木の股ぐらに寄生しているのか、何だろうこの花、
シャガ以外にも沢山の花に囲まれた円覚寺、何じゃもんじゃの木の白い花。
庭が山のような円覚寺、整備されすぎて物足りなかった建長寺
(きっと奥の方まで探検すれば、そうでもなかったのだろうけれど、
ハイキングコースを歩き回る時間も気力も体力も無く)
花を散りばめたる電脳玉手箱のアルバム、
ささやかな思い出の花アルバム。
座れば牡丹、どどーんと亥年の私の。(笑)

ボタン、シャクヤク (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)

ボタン、シャクヤク (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)

フジ (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)

フジ (NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)