Festina Lente2

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歓送迎会再び

1週間前の現職場の歓送迎会に引き続き、本日、前職場の歓送迎会。
2次会まで行く。懐かしい人々の顔に出会う。
でも、やっぱり本当に気分の悪い歓送迎会。
よく欠席する人が多いのも分かっていたけれど、
行くんじゃないもんだ、とここまで実感したのは初めてかも。


歓送迎会。9年前、望まぬ転勤をして以来、
これが勤め人の世界とは分かっていても
割り切れぬまま、「大人」なんだからと思いつつ、
「ここでやっていけない人間は、どこでもやっていけない」と言い聞かせ、
隙間仕事と、人のやらない仕事に没頭し、地道にきた9年間、
家人も私も体を壊し、病気になり、家族全員を含めて10回に届くか、
入退院を繰り返しつつ、一応近眼にはなったものの、娘だけは無傷?


いやいや、保育園だった娘は中学2年生。
この職場で、娘と過ごす時間、穏やかな時間の殆どを奪われた、
心身共にひ弱というか、やってられない感の強かったかーちゃん、
殺伐、黙々、せっせ、ひたすら仕事に突っ走り、色んな資格も取り、
研修も実施し、役割分担と思って出来ることはし、
出来そうにないことも何とか、
あれこれあれこれあれこれ、思い出してみると懐かしいことも多いけれど、
やったこと、達成感に比べれば、徒労感と寂寥感いや増さる日々。
その集大成ともいうべき、旧職場の歓送迎会?


気が進まない。
それは、どれだけ自分が苦労していても、人にはわからない。
人の苦労が分からないように。
どれだけしんどい思いをしても、仕事だから当たり前とみなされる。
上手に楽しむことが出来た部分も多かったけれど、
前職場を離れる時のように、去っていくことが出来なかった。
ただただ、徒労感が余りに強すぎて。
築いた筈のものが、単なる職場での協力・利害関係で終わっていく。


これが人生なのだと言われればそうかも知れないけれど、
何と淋しい。
一生懸命やって来た。そう思い込みすぎるのだろうか。
ご祝儀人事と言われて、よりハードな職場で、
新たなやり甲斐というよりも、更にコマ送りになっているような、
そんな毎日が続く中。
転勤できて良かったねと言うねぎらいとやっかみの中で、
過ごす2,3時間の何と疲れること。


世代間の差が大きい中、自分をある程度捨てて楽しめる、
そんな鷹揚さが無ければ、やっていけない2次会。
付き合いで出たけれど、もう付き合いはいい、
穏やかな労りや、ねぎらいが欲しいとひたすら思う。
私は贅沢で我が儘なのだろうか。

あらゆることが好転していくご挨拶の法則

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