七夕前夜祭(浅草・渋谷)
(昨夜の記事の続きです)
昨日6日、入谷の朝顔市から始まり、
上野で念願の「漱石の世界美術展」を見て、
合羽橋で夕涼みと七夕飾りの向こうにスカイツリー、
夫婦差し向かいで泥鰌鍋と気持ちよく小腹を満たし、
そぞろ歩いて浅草へ向かう。お参りするのは三社祭以来。
あれはまだ娘が小学校に入る前だったかな。
家人が草加にいた頃だから。
しかし、こんな仲店も閉まっている夜に参るのは初めて。
ああら、ここからもスカイツリーが見えるのね。
浅草に来てもスカイツリー。でかいから目立つね。
これから東京の空は、というか景色はあちらこちらにスカイツリーか。
お参り後の御神籤は大吉。気持ちよく帰り道、
仏塔、仁王様、大きな草鞋、大きな提灯、
あれもこれも夜の景色に溶けて、何とも妙に艶めかしく美しい。
既に下ろされたシャッターには祭りの様子などが描かれ、
ぶらぶら歩くだけでも、さすが浅草の風情が偲ばれて面白い。
店が開いていれば尚更、日本らしいエスニック情緒漂う土産物が並び、
あれもこれも買ってしまったかも知れないが、幸い夜。
散財せずに歩いて大通りまで出る。
まだまだ宵の口。
繁忙時はこの位に帰宅するかどうかの時間帯。
せっかく浅草まで来たのだから、念願の初神谷バー。
知る人ぞ知る老舗バー。もちろん頼むのはデンキブラン。
今は平成の大修繕実施中。でも営業中。
バーといえども敷居の低い、大衆的庶民的憩いの場。
考えてみれば、結婚して15年。こんな風に夜に二人で飲む、
なんてことは別居結婚だから滅多にないこと。
七夕様前夜祭、二人でのんびり。
静かとは言えない喧噪の神谷バーの賑わい。
商売繁盛で宜しいことで。並んで待っている人が沢山。
いつも出来ないことだから、心に染みるブラウンナイト。
お酒の向こうに透けて見える景色、ちょっぴり気持ちが若返る?
それともしみじみ振り返る? 転勤族との結婚生活は慌ただしい。
自分の仕事に子供に両親。色んな形の家族はあれど。
さて、滅多に関東までこられない、明日には帰阪。
なので、もう一件はしご酒。
乗換駅渋谷にて、家人お勧めのバグースにて、
パクチー三昧、に筈が猛暑でパクチー不作。
それでもパクチースムージーで健康的に食事。
大好きなエスニックフード。
20代の頃に旅行したバリ島を思い出す料理、味、色、香り。
四半世紀前の思い出を胸に、どこでも味わえる贅沢を口に、
この日のシメはエスニックフード。
7月6日 1年前は親子3人川の字で眠った大阪北部の社宅。
最後の晩だったねえ。
あれから1年、経ってしまったよ。
去年になってしまったねえ。
この店も、娘を連れてきたい店。
ほろ酔いで帰る私、プチお上りさん。
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