Festina Lente2

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国産ビール・大阪の夜明け

本日は、ナカノシマ大学にてビールの味わい方を学ぶ。
ビール誕生秘話を堪能した後は、
きんきんに冷えたスーパードライを飲み干し、満足。
アサヒグループ資料室の「生き字引」大澤明氏が講師。
貴重な写真や資料が続々と。
大阪府中之島図書館の社史グランプリにも輝いた
アサヒビールの120年』を紐解き、解説が続く。


     

     


造幣局近くの中之島明治22年(1889)「大阪麦酒会社」が誕生。
これが、アサヒグループの前身。というストーリー展開。
そう、ただビールを飲むのではなく、日本のビールの夜明け、
黎明期を辿り、その影に活躍した熱き事業家達を振り返り、
大大阪時代に至る大阪の歴史を学び、懐かしみつつ、
ビールを味わうという知的な宵。


      

      


それにしても、鈍くさいイメージのある、それも、文化果つる地というか、
今現在の政治・行政を見ていても、国家100年の計に寄与すべく、
教育・文化・福祉に、つまり知恵と教養育成に力を入れているとは
とても思えない大阪の過去は、気前よくというか、
大胆に「国力・財力・友情」と未来の文化育成を計りに掛けて、
しのぎを削った時代があったとのだと知らされ、
その片鱗を垣間見ることが出来ただけでも楽しい。


      

      


国内初のビアホール「アサヒ軒」が大江橋南詰にできる。
そんなことは知らなかったし。
実際私は粋な友人の計らいで、ドイツ風のビアホールで結婚式の二次会、
家人の赴任地でも地ビールのホールで二次会、
2回もの二次会をビアホールで上げた人間なのだが。


      

      


アサヒビール中之島の縁は深い。
だから、ナカノシマ大学で取り上げた今回の企画。
ラボガーデンの一角で催されたのはそういう訳か。
清酒の蔵元から一転してビールづくりへ身を投じた、創業者、
鳥井駒吉を含めた8人の男たちの苦労を偲びつつ、
きんきんに冷やされたビールで乾杯!


      

      

      


週の真ん中からしっかり骨休み。
人参を鼻先にぶら下げながら、昼間は馬車馬。
働け働けの毎日だからこそ美味しいビール!。
(医者の苦い顔が目に浮かぶものの)
普段の私は晩酌はしない人。
機会がないと、ね。


ちなみにラボのビルの1階にはお気に入りのスペイン料理店のバル。
一人贅沢。昼間は猛烈に働くために。
色々トラブルも抱えつつ、こなさなければならぬ。
やり遂げねばならぬ。それが仕事。
締切もある。ぶつかる時もある。乗り切らねばならぬ。
そのために、限られた空間と、同じ顔ぶれから逃れ、
異なるやり方とせめぎ合いの狭間から一時身を引き、
しばしの休憩。


      


お気に入りの場所、お気に入りの料理、見知らぬ人々。
職場から離れた街中。
旅行までは2週間を切った。納期は押さえた。
後は会議、そして、任されたこと以上の仕事をして、成果を出す。


ビールの図鑑

ビールの図鑑

日本ビール検定公式テキスト

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