Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

近くて遠い京セラドーム

(写真は全て大きくなります)
京セラドームで追加公演って、追加公演の方が本公演より早い日程。
本公演のチケットを買った人は怒らないのか?
そういう人は2日分チケットを買っているのだろう。
東京大阪間の「のぞみ」より高いチケットを、全日程キープしている人だって。
そんなことを考えながら、職場を出て普段乗らないJRに乗る。
いきなり電車止まる。もうすぐ天王寺なのに。
嫌な予感。


・・・嫌な予感的中。車内放送あり。
緊急停止信号のためしばらくお待ち下さい。
「しばらく」ってどのくらい?
数分以内に放送が入ってほっとするも束の間。
人身事故、芦原橋大正間って? 
大正が京セラドーム最寄り駅ですが!?
(事故には申し訳ないけれど、とんでもないと思ったのは事実。
思わず、大量に人が異動してホームからこぼれたのかと思ったくらい)


1日真面目に仕事をして、ご褒美のつもりがこれか?
コンサート会場目前にして天王寺までも辿り着かないのか?
焦る私・・・。ようやく動き出した電車。
冷静になって考えてみれば、行きつく手段はまだある。
環状線外回りで箱詰めにならなかっただけ、マシ。
天王寺に到着。すぐさま地下鉄御堂筋線に乗り換えて心斎橋、
そこから鶴見緑地線に乗り換えて、京セラドーム前へ。


  


幸いなことに、大正から歩くよりも遙かにドームは近い。
目の前。しかし、これがくせ者。ドームに辿り着いても、
席に辿り着けるかどうか。物販、記念品を買い求める人の列、
押すな押すなの大混乱。トイレなんぞ行けるもんじゃ無い。
まずは座る席確保・・・、幸か不幸か、
最果てのスタンド席に上る階段口でパンフ確保。
席に着いたのは19時5分前。



ああ、本当にステージのほぼ真横だ。
ステージ全く見えないと一緒。
バックの映像なんて100%見えない。
両側に設置されたスクリーンでかろうじてご尊顔を、
拝し奉ることが出来るかどうか、って感じの端っこ席。
でも、人が溢れかえっている。恐ろしいほど。


    


11年前も見たはず、聞いたはずなのに何も思い出せない。
やたら待たされたような記憶だけが蘇る。
しかし、たったの10分遅れでコンサートの幕は上がった。
新曲のBGMが途切れて、流されていた映像が、照明が
一瞬のうちに、夜を塗り替えたように明るく輝く。
懐かしいメロディと共に。


    


ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー
2013年11月11日 京セラドーム大阪

1. エイト・デイズ・ア・ウィーク(*ビートルズ
2. セイヴ・アス(*新作『NEW』)
3. オール・マイ・ラヴィング(*ビートルズ
4. あの娘におせっかい(*ウイングス)
5. レット・ミー・ロール・イット(*ウイングス)


    

    


ああ、大好きなウィングス時代の曲を聴いて、
リアルタイムで聞いていた時代が蘇って、
本当にコンサートに来たんだという実感が湧いてくる。
現実味がないまま時間が過ぎていく。
いつの間にか上着を抜いて、どんどんギターを替えて歌い続ける
ポールマッカートニーの姿を直にではなく、画面でしか把握出来ないけれど、
声はリアルタイム、本物だよね、歌声は。


    

    

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