カラオケ2時間
何のことはない、カラオケに久しぶりに行きたい娘と、
職場の部署の忘年会がカラオケルームに決まって、
取りあえず何か練習しなければならなくなった私の、
どうでもいいような利害が噛み合ってしまい、
ピアノのレッスンが終わった娘と、駅前で2時間半、
晩御飯兼のカラオケルームに出向いた、それまでのこと。
それにしても、どんどん娘の歌う歌はわからなくなる。
ボカロをけなすわけではないが、歌詞も題名も意味不明。
言葉を粉々に砕いて欠片のように弄ぶ、
イメージだけを先行させた、硬質で無機質な感じがどうも。
ストーリー性があっても自虐的なダークファンタジーめいて、
聞かされる方は気が滅入る。
それともこういううたばかりが娘の好みなのか、今時の流行なのか。
半世紀近い年の差があると、
これが当たり前だと言われればそうかも知れないが、
我が子とカラオケが楽しめるのは、小学校前半までかも知れない。
親も子も共通して楽しめるうたがあるうち、かも。
娘独自の世界に入られたら、もう身も世もなく付いていけない。
取り残さればかり。
世間の親もこうなのだろうか。
みんなこんな壁を乗り越えて、こういうものだと諦めて、
過ごしているものなのだろうか。
そんなカラオケルームでの2時間。
自分が拙い持ち歌を十分練習できなかったのは、言うまでもない。
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